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出直し添田町長選、副町長も出馬表明へ福岡県町村会による贈収賄事件で、贈賄罪に問われた同県添田町の山本文男前町長(84)の辞職に伴う出直し町長選(8月17日告示、同22日投開票)に、同町の寺西明男副町長(60)が立候補の意向を固めたことが関係者への取材でわかった。23日にも正式に表明する。 山本前町長も22日、後援会幹部らに立候補する考えを伝えており、辞職する20日まで上司と部下だった2人が選挙で争う事態となる。 寺西氏は同町出身。福岡大卒業後、1974年に福岡県職員となり、私学振興課長や自然環境課長などを歴任。山本前町長に請われ、大阪事務所長だった2007年3月に退職し、同4月に副町長に就任した。 関係者によると、寺西氏はもともと山本前町長の後継者含みで町に呼ばれた。21日に山本前町長と会い、自分が出馬する考えを伝えたが、受け入れられなかった。断念も検討したが、その後、複数の町民から「町の混乱を終わらせるためにも立候補すべきだ」「副町長としての責任を果たして」などと要請され、改めて立候補を決めたという。寺西氏は読売新聞の取材に対し、「23日になれば立候補の経緯など具体的な説明をする」と話している。 出直し町長選には、会社員山本文隆氏(62)も立候補を表明している。 (2010年7月23日 読売新聞)
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