(cache) 贈賄罪起訴の前町長出馬へ 添田町、出直し選挙に - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 贈賄罪起訴の前町長出馬へ 添田町、出直し選挙に

     前全国町村会長で、贈賄罪で公判中の福岡県添田町の山本文男前町長(84)が、自らの辞職に伴う8月22日投開票の町長選に立候補する意向を固めたことが22日、関係者への取材で分かった。

     山本前町長は1971年に初当選し、連続10期目の途中だった今年2月に、福岡県町村会をめぐる贈収賄事件で起訴。住民団体が求めたリコール(解職請求)の是非を問う住民投票の実施を避ける形で、今月20日に辞職した。だが、後援会側が22日に立候補を要請したのに対して「みなさんの意向を尊重し、出馬する」と明言したという。

     後援会側は、有力な後継者が見つかるまでの山本前町長続投を期待。一方、前町長は贈収賄事件に関し「町村会としてのことであって、添田町に迷惑はかけていない」と公言しており、再出馬に町民の理解は得られると判断したとみられる。

     公選法の規定で、山本前町長が当選した場合の任期は、10期目の残り期間の来年1月までとなる。

     町長選には、同町の会社員山本文隆氏(62)が既に立候補を表明。ほかにも町議らが候補者擁立の検討を進めている。

      【共同通信】