朝日新聞に送られた手紙。裁判員裁判の印象などがつづられている
また、裁判員裁判が始まる前は裁判員の年齢層や男女比などの構成が気になっていたという。被害者が女性だったため、「裁判員が全員女性だったら……」と不安がよぎったとも。裁判官だけで審理された前回の法廷は「『法』という神聖なものに裁かれた」とし、「今回は世間に裁かれたと感じた」とした。
最後に裁判員裁判全般について「私の場合、あれ以上軽い刑は無理だが、重い判決は十分にあり得た。裁判員裁判は運次第なのか。今回の判決に不満はないが、裁判員裁判で被告が得をしなくてもいいから損もしない、誰が審理してもぶれない判決がほしい」と付け加えた。(井上翔太)