100万円は“山本前会長の指示”
100万円は“山本前会長の指示” 07/20 19:28

福岡県町村会を舞台とした汚職事件の裁判です。

贈賄の罪に問われている町村会の前の事務局長は、「山本前会長の指示で謝礼の100万円用意した。怖くて断れなかった」と述べました。

福岡県町村会の前の事務局長・笹渕正三被告は、前の会長の山本文男被告とともに、県の後期高齢者医療広域連合の設立をめぐって、福岡県の前の副知事・中島孝之被告に、100万円のわいろを渡したとされています。

きょう公判で笹渕被告は、「100万円の謝礼は山本被告の提案だった。山本被告はカリスマ的な存在で、怖くて断れなかった」と述べました。

また、事件とは別に笹渕被告は、町村会で2007年に職員がおよそ150万円の公費を着服したことがあり、山本被告に対応を尋ねたところ、「配置換えだけすればいい」と指示され、何の処分もしなかったと述べました。