大学院で懸命に研究してたが就職活動が上手くいかず泣く泣く中小企業に就職した人も多いのではないだろうか。
僕もその一人です。そんな僕が化学系の中小企業に入社して2ヶ月経ったくらいの感想を書こうと思う。
まず、大学院では頭の回転の早い教授と助教、外国人の博士研究員、博士課程の生徒など、自分がどうやっても追いつけない様な頭の持ち主たちと研究をしていた。もちろん、後輩の学生も勉学に励み日に日にレベルを上げていった。そんな環境の中で、非常に高価な機器を使いつつ、自惚れかも知れないが世界最先端の研究をしていたと思う。
だけど、僕は就職活動でつまづき、同期生たちは日経225に入っている様な大企業に入社していった。僕の場合、リーマンショック云々より自分自身の準備不足が原因だとは思う。
で、とある中小企業に就職して2ヶ月経ったのだが、その企業の技術のレベルの低さ、設備の貧弱さに驚いた。
高校の化学すら理解してない人が技術の仕事を行っていて、彼らは無知と知りながら勉強をしない。論理的に実験を進めない。
そもそも、大学で高価な機器ばっか使っていたのだから仕方が無いとは思うが、設備は貧弱で日常業務に必要最低限の物しかない。ちょっとした分析をするにも外部に頼まなくてはならなくお金もかかり上司が許可しない。図書室は本が数冊しかなく、論文を見ることができない(自分としてはこれが一番ショックだった)。残業代は出ない。このままではヒット商品を生み出せないのは素人の目から見て明らかだと思う。
一方で隣の芝は青いのかもしれないが、とある大企業に行った友人の話によると、残業代は出ないが、機器は充実しており、論文はもちろん自由に読めて、レベルの高い人と研究を行っているとの事。あと、同期に女の子がいるのが羨ましい。
以上が僕が置かれている現状。この中で、僕は大学時代の友人たちと「差」ができてしまうのが怖い。
人と比べることがナンセンスだとは知っている。
相対的評価よりも絶対的評価の方が重要だと知っている。
知っているのだが、それでも怖いと思ってしまう。
さぁ、これからどうしよう。
どうなるだろう。
僕はこの企業を変えることが出来るのだろうか。
もすくわ、郷に入ったら郷に従うのだろうか。
大学・大企業と中小企業で同じやり方が通用する訳がない 中小企業なりのやり方を確立しなさい 論文読みたければ、研究生として籍を大学に残せ
会社を変える必要はない。というか,無理でしょ。 うまく会社を利用して,手にいれるものを手に入れたらバイバイすればいい。
差は広がっていく一方だし、追いつくことは不可能だよ。 人生に新しい価値を見出してみては?
仕事に生きがいとかや自己実現を見出せるのは大企業の特権なんだな。 労働における自己実現とは、仕事内容ではなく所属する組織のステータスやブランド価値に依存する部分が大きい...
小さい組織を動かして、社名に頼らず周りの人間と関係を築く技術を磨くんだね。 それだけは大企業では身につかない。同じ土俵で戦ってもムダ。
心配しないで。きっとその会社の諸先輩方も最初はあなたと同じだったはず。 でも頑張らなくても食べていけるなら、そっちの方が素敵じゃない。
論文は、会社を学会に入らせれば注文なり電子閲覧なりできる。 それすら「そんなことにカネは出せない」と言われるなら、2,3年キャリアつけてから転職だな。
大企業も似たようなもんだぞ
新卒就職で失敗したら、もう取り返しがつかないよ。 人生失敗したね。 もう一生負け組だよ。