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【芸能・社会】

オレ暑さにツヨシ 炎天下に地デジ応援隊がパレード

2010年7月25日 紙面から

 地上デジタル放送への完全移行まで1年となった24日、地デジ推進キャラクターのSMAP草なぎ剛(36)が、「地デジ化応援隊」の萩本欽一(69)、北島三郎(73)をはじめ約400人と東京・銀座をパレードした。デジタル放送推進協会などが主催する地デジPRの一環で、草なぎは「早く地上デジタルにしてください!」と早期の準備を呼びかけた。

 マスコットの地デジカの人形を手にPRする草なぎらに、東京では過去最長となる4日連続の猛暑日の中、約1万1000人(主催者発表)が詰め掛け、パニック寸前に。それでも事故もなくJR有楽町駅に到着すると、草なぎの音頭で「頑張ろう! 地デジ化」を三唱、ラストスパートに気勢を上げた。

 パレードに先立っては、東京・帝国ホテルで、原口一博総務相らも出席して式典が開かれた。

 「初めてテレビに出たのが萩本さんの番組でした。(萩本プロデュースの)CHA−CHAに入る予定でして…。僕が芸能界に入る前からテレビに出ていた人たちの前で(地デジを)勧める役割を果たすのは不思議な感じです」と感慨深げな草なぎに対し、萩本は「新しいテレビが昨日来ました。これ(応援隊)がなければ、どん尻まで頑張るつもりでした」と笑わせた。また、北島は「地デジで元気!音頭」で会場を盛り上げた。

◆完全にはまだ課題

 総務省などによると、地上デジタル放送の受信エリアは既に全世帯の約98%をカバー。受信機の世帯普及率は3月で83・8%に達し、石川県珠洲市は全国に先駆けてこの日正午にアナログ放送を終了した。一方、集合住宅や「ビル陰」の対応は遅れており、特にビル陰の対応は3月末で47・8%にとどまる。さらに山間部の受信障害対策など、完全移行にはなお課題が残されている。

 

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