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【格闘技】

亀田興毅 試合中止も 対戦相手が体重大幅オーバー

2010年7月25日 紙面から

リミットで計量をパスし、マッスルポーズをする興毅。まさか契約ウエートが変更になるとは…

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 亀田家にはトラブルがつきまとう!? 3大世界前哨戦の前日計量が24日、大阪市内で行われ、亀田興毅(23)=亀田=と対戦するセシリオ・サントス(31)=メキシコ=は52・5キロ契約を1・4キロオーバーする53・9キロだった。両陣営の話し合いで、急きょ53・9キロ契約で合意。計量後に契約ウエートが1・4キロも増える異例の事態となった。日本ボクシングコミッション(JBC)は、サントスが試合当日の再計量で8%増に当たる58・2キロを超えた場合、試合を中止にすることを発表した。

◆パンツも脱いだ

 計量時間の午後1時から遅れること15分。興毅の対戦相手サントスは汗まみれで会場に現れた。おもむろにパンツを脱ぎ、全裸ではかりに乗る。

 「53・9キロ。1・4キロオーバーです」

 JBC役員からの発表に、会場はどよめき、あきれたような笑いが漏れた。通常、選手が体重超過で計量をパスしない場合、2時間の猶予が与えられ、再計量するのがルール。だが、亀田、サントス両陣営が協議した結果、契約ウエートを53・9キロに変更することで合意。サントスは再びはかりに乗ることなく、計量を“パス”した。

 この事態に、JBCは条件を提示。試合当日の再計量で、サントスが体重の8%増に当たる58・2キロをオーバーした場合、試合不成立とすることを発表した。

 興毅はスーパーフライ級初戦の相手が、バンタム級を超えるウエートとなり、「中止にすることは簡単。向こうが落ちないと言っているからこっちが折れるしかない」とコメント。醜態をさらしたサントスは「28時間かけてメキシコからけさ、成田に着いた。新幹線で移動してきて、大阪に着いて30分しかたっていない」と強行日程をボヤいた。(森合正範)

 

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