NHK沖縄県のニュース 沖縄放送局
辺野古沖で調査
アメリカ軍普天間基地の移設先として、日米両政府が合意した名護市辺野古の沖合で24日、日本自然保護協会が、絶滅が危ぶまれているジュゴンの生息状況などについて調査をはじめました。
この調査は、日米両政府が普天間基地の移設先として合意した名護市辺野古周辺の海に国の天然記念物、ジュゴンが生息していることからその生態を把握しようと日本自然保護協会が行ったものです。自然保護協会のメンバーや地元のダイバーらおよそ20人が24日朝から漁船に乗って沖に出て、アメリカ軍キャンプシュワブの周辺のおよそ2平方キロメートルの海域で調査を行いました。
ダイバーたちはこれまでジュゴンが食べた海草の跡が見つかっている浅瀬を中心に調査し、海草がどの程度分布しているかやジュゴンが食べた跡があるかどうかなどを調べました。
24日の調査では、様々な種類の海草が確認されたということで、25日も引き続きジュゴンの生息環境について調べるということです。
普天間基地の移設をめぐって日米両政府は、新たな滑走路の具体的な位置や工法をめぐる専門家による検討を来月末までに終えるとしています。
このため日本自然保護協会では今回の調査結果を詳しく分析した上で、ジュゴンが生息する海の環境を守るよう日米両政府に働きかけていく方針だということです。
07月25日 10時52分
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