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JASMINE 『GOLD』インタビュー

アルバム
JASMINE アルバム『GOLD』

『GOLD』
[初回盤(CD+DVD)]
2010.07.21 RELEASE
AICL-2149/50
\3,500(tax in.)

JASMINE アルバム『GOLD』<初回限定盤>を購入する

[通常盤(CD)]
AICL-2151
\3,059(tax in.)

JASMINE アルバム『GOLD』<通常盤>を購入する
01.PRIDE
02.sad to say
03.L.I.P.S.
04.Jealous
05.Bad Girl
06.dear my friend
07.stage ~interlude~
08.This Is Not A Game
09.CLUBBIN"
10.恋
11.what you want?
12.No More
13.Dreamin'
14.Why

JASMINE 新世代の拠り所となるアルバム『GOLD』完成記念特集
JASMINE 新世代の拠り所となるアルバム『GOLD』完成記念特集

JASMINE 『GOLD』 インタビュー

 今作『GOLD』には、JASMINEの失いたくないものがいっぱい詰まっている。小さい頃からその意味を探し続けていたプライドや、夢見る気持ち。無法者だったバッドガール時代の自分に、会えないときでも繋がっていられる仲間たち。純粋さ。ここまで人間くさいR&Bアルバムには初めて出逢ったかもしれない。よって、それについての話を伺ったこのインタビューは、結果として彼女の人生観を紐解くものとなった。音楽と人生が直結している根っからのミュージシャン JASMINEをぜひ感じてもらいたい。

--先日終えたばかりの初ツアー【FREE LIVE TOUR~JASMINE WORLD~】。自分の中ではどんなツアーになったなと感じていますか?

JASMINE:私的には良いスタートが切れたというか、楽しいツアーになって良かったなと思ってます。最初はトークに関してガッと行けなくて、お客さんのうわぁ~!っていう声に反応できなかったんですけど。思った以上に盛り上がってくれるので「なんで、そんなに盛り上がるの? 私なんかに」って、逆に分かんなくなっちゃって。私だったらデビューして1年ぐらいのアーティストにそこまで想いを込められないし。だから名前を呼ばれる度に緊張してました。でもなんでみんなが盛り上がっているのか少しずつ理解できるようになって、楽しくなってきて。

--ツアーに臨む前はどんなテンションでどんなことを考えていたの?

JASMINE:何かを受け取ってみんなには帰ってほしいなと思ってました。「何にも受け取れなかったな」って思うようなライブにはしたくなかった。

--1stツアーとは思えないほど演出にも力が入っていましたが、ダンサーと共に踊ったり、鏡に向かって歌ったり、自分的にはすべて楽しみながらできた感じですか?

JASMINE:新しいことばっかりだったんで、楽しかったです。でも大変でした。私はダンスを全然しない人間なんですけど、急遽踊ることになって。いろんなことを憶えなきゃいけなかったので「うわぁ~!」って思いながら、冷静を装って(笑)。

--デビューした時点でいつかはダンスもやるつもりだったの?

JASMINE:全然ないです。ちょくちょく「ダンスはやらないの?」って聞かれていたんですけど「ダンスはやりません」ぐらいのことを言っていて。でもだんだん「上を目指したい」っていう気持ちが出てきて、少しずつ自分のマイナスを切っていく中で「ダンスも出来るに超したことはないな」「出来ないからやらないって言ってるだけで、きっと出来たらやるな」と思うようになったんですよ。その前にタバコをやめたり、オールで遊ぶのをやめたり、お酒……は飲む時間がないだけなんですけど(笑)その中で歌も変わったし、いろんなことが変わったので「新しいことをするのは悪いことじゃない」って思えるようになってて。それで自分の可能性を広げる為にダンスもやることにしたんですけど、やってみたら楽しいんですよ。だから今後も続けていきます。

--あと、本編のラストで歌った『Dreamin'』。実際にライブで歌ってみていかがでした?

JASMINE:『Dreamin'』は自分の夢見る姿を見せる感じなので、あの曲に関してはライブをしていても、わりとひとりの世界に入り込んでいて。

--そもそもあの曲ってどんな想いや背景があって生まれた曲なんでしょう?

JASMINE:小さいときって太陽を見るじゃないですか。体育のときにグラウンドに出れば太陽を見て「眩しい、目が痛い」ってなるまで見続けてて。赤い透明の下敷きを使ったり、いろんな方法を使って何とか見ようとする。それって“夢を見たい”って思う気持ちと一緒だなって。太陽は熱くて触れないし、とても遠くて届かない。だけどそこに向かっていく気持ちって、夢見る気持ちと同じ。そういう私にとっての夢って何なのかを歌いたいなと思って。デビューするときに「私には夢がないからさ」ってひがまれたりして。それは「叶う、叶わないって自分で決めてるだけでしょ」と思ったんですよね。自分も何かを諦めたことはあるけど「ここだ!」って思ったときには自分を信じてあげられないといけない。夢を見るっていうことをもっと気持ちで感じていないと、きっとしおれちゃう。そういうことを想って作った曲ですね。

--また、今回のツアーでの反省点や「次回のライブではこうしたい」というポイントがあったら聞かせてほしいんですが。

JASMINE:歌詞を間違えてしまったんですけど、自分でも「なんでこんな歌詞を付けたかなぁ?」と思ったりして。すごく意味を込めて書いている歌詞だったら間違えないんですけど、なんとなく響き方を優先して歌詞を作ったりしている曲もあるので。そこを今度どうしていくのか、検討中です。

--観ている側からしたらそんなに気にならなかったですけどね。

JASMINE:そうらしいんですけど、歌ってる本人は大嵐ですよ。でも最後の公演だけその大嵐なんてなかったことの様にマインドコントロールして(笑)。そこは勉強しました。

--では、そのツアーで披露したナンバーも多数収録されているアルバム『GOLD』について話を伺っていきたいんですが、まずこのジャケット写真が凄いです。クレオパトラばりのセレブになってます。

JASMINE:痛かったんですよ。いろいろと重くて「早くしてくれぇ~!」って思っているときの顔がこれ。

--(笑)。

JASMINE:頭でたくさんの金属を落ちないように支えていたので、孫悟空のアレがギュ~ッってなっている状態で(笑)。めちゃくちゃ痛くて、大変でした。

--今作のタイトルを『GOLD』にしようと思ったのは?

JASMINE:タイトルにはあえて意味を持たせたくなくて。一番このジャケットに似合っている言葉を選びました。いろいろ考えたんですけど、どれも収録曲たちのイメージを邪魔しちゃうなと思って。格好付けたタイトルとかもあったんですけどね、しっくり来ないので「やーめた!」と思って。

Interviewer:平賀哲雄
Page Design:佐藤恵