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”NATURAL BORN R&B SINGER”
JASMINE 1stアルバム発売記念インタビュー
「史上初のデビュー前着うたフル週間ランキング初登場1位」「2009年度 USEN J-POP年間総合ランキング第1位」「3ヶ月連続シングルリリース」「NE-YOのオープニングアクトに大抜擢」「全国5大都市での完全招待制無料Zeppワンマンツアー」…
2009年6月のデビュー後に数々の記録を打ち立て、レコード会社が異例ともいえる大々的な戦略で売り出している、一人の女性R&Bシンガーに注目が集まっている。彼女の名前はJASMINE。1989年生まれの21才だ。家族の影響で幼い頃から音楽に親しみ、15才のときには所属するゴスペルクワイアの一員としてアメリカ遠征に参加するなど、早くからその歌声は高く評価されていた。やがて本格的にアーティスト活動を始めた彼女は、その驚異的なボーカル、自らが作り出すPOPSとR&Bが見事に融合した曲、そして同世代の気持ちをリアルに表現した歌詞であっという間に注目を集め、2009年にメジャーデビューを果たした。
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これまで5枚のシングルをリリースし、7月21日は1stアルバム「GOLD」をリリースするJASMINEに、デビュー後1年の活動と生い立ち、そしてアルバムについて聞いた。
デビューしてから今までで一番印象に残ったことは、昨年10月にNE-YOさんのオープニングアクトをさいたまスーパーアリーナでやらせていただいたときです。ヤバイくらい緊張してました。「私にこれだけのファンがいるんだ」って初めて実感できたのは今年6月の全国Zeppツアーのときですね。私の音楽を誰が聞いてくれているか、というのがなかなかわからなくて。本当に私のファンはいるのかな…と思っていたのですが、実際にステージに立ったら思った以上に熱烈で。ブログなどを通して熱烈なファンの方がいることはわかっていたのですが、キャーキャー叫んでくれる人とかたくさんいてびっくりしました。 ライブ会場で目にしたのは、JASMINEの髪型や服装をまねたファンがたくさんいたり、アルバムのポスターに写真を撮る人の列ができたり、mixiでのファン同士での呼びかけを中心にペンライトのサプライズがあったり…1stアルバム発売を前にしてこれだけ熱烈なファンがいるのはとても珍しく、それだけ彼女の音楽が多くの人に認められている証だ。その圧倒的なビジュアルとはどこか対極にあるラジオ番組での親しみやすいトークもまた、彼女の魅力だ。 作曲も作詞も手がけるJASMINE。「ちぎれてったクソくらえ思い出なんか」「壊れるくらい弱音はけばイイ変換なしで吐き出せばイイ」「そりゃ歩けば転ぶだろう」…彼女の書く詞には、リアルな、思ったままの感情が激しく伝わってくる。 詞は思ったままを書いてます。「こういうことが今言いたい」という気持ちがあって、それを言葉にするときに、たとえ変な言葉が浮かんでもそのままにします。今考えていることをそのまま言葉にしようと。もちろん聞こえ方が気持ちいい言葉を乗せて、ノリで書いているのもあります。 |
JASMINE カラオケも大好きなJASMINE。「友達に“ヤバイ”と言われるのはAlicia Keysの「If I Ain't Got You」です。ファンの方に歌って欲しいのは「Jealous」。ちょっとキレ気味に(笑)歌ってほしいですね。」8月にはサマーソニックへの出演も決定。 |
■マライア・キャリーで感じた音楽の「感動」の力
| 1stアルバム「GOLD」を聴いていると、R&BというジャンルをJASMINEが歌っているのではなく、JASMINEが歌っているのがR&B、という印象を受ける。生まれながらにしてR&Bシンガー。彼女が生まれた1989年は前年にFMラジオ局J-WAVEの放送が始まり、翌1990年には外資系CDショップのHMVが渋谷に一号店を出すなど、洋楽が一気に流れ込んだ時代。東京出身の彼女が子供の頃から親しんだのもやはり洋楽だった。 小さい頃は母からJackson 5やStevie Wonderなどを無理矢理聞かされて、「歌えるようになって」って言われていたのですが、私は「やれ」と言われるとやらない性格なのでやらなかったんです(笑)。小学生まではR&Bは聞いてなかったですね。初めて買ったCDはPOPかHIPHOPのヒット集でしたし。中学生になって、ゴスペルを歌うようになってからは、歌うために曲を分解して聞くようになったのですが、そのときに初めて興味を持ったアーティストはMary Jane Bligeです。 憧れのアーティストとしてメアリー・J. ブライジ(Mary Jane Blige)、ビヨンセ(Beyonce)、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、ローライジボア(Laura Izibor)…と、次々に洋楽の女性シンガーを挙げるJASMINE。彼女が本当の意味で音楽と出会ったのは、中学生の時にたまたまテレビで見たマライア・キャリー(Mariah Carey)だった。 9.11の事件があった翌年に、犠牲者の追悼番組(編集局注:「A Tribute to Heroes」)をたまたま見たんです。そのときMariah Careyが「Hero」を歌っていて、「この曲が歌えるようになりたい!」と思って。私はあの事件がとてもショックだったのですが、音楽には人を癒す力があるんだって、初めて感動したんです。それでゴスペルのような壮大な曲に興味を持ち始めて、歌うようになったのですが、そのうち音楽には人を強くさせたり切なくさせたり、一曲一曲にそれぞれいろんな効果があるってわかって。面白いな、と。それから完全に虜になりました。感動がある音楽をひたすら探し回りました。 アーティストJASMINEが生まれた瞬間だった。やがて本格的にシンガー活動をスタートさせた彼女は、わずか1年でメジャー契約を結び、2009年6月に1stシングル「SAD TO SAY」でデビュー。これまで5枚のシングルをリリースしてきた。 そして7月21日に発売される待望の1stアルバムのタイトルは「GOLD」。アルバムがテーマに沿っているというよりは、一曲一曲が際だった、鮮烈な個性を放っているのが印象的だ。 いろんな色がある、パレットみたいなアルバムにしたいなと思っていたんです。タイトルはいろいろ考えたんですけれど、どれもあわなくて。意味のある言葉を入れると、その意味に意識がいってしまって曲をつぶしてしまうかな、と。それで意味を持たせ過ぎないタイトルにしようと思って。パッとタイトルを聞いて「それってどういう意味だろう?」と考えさせるタイトルではなくて、ジャケット見た印象のままです、と。 |
■アルバムから伝わってくる彼女の「感謝」
| 友達思いのやさしい曲「dear my friend」、「子供の頃の気持ちを忘れたくないと思った」という「Why」、クラブで歌っていた頃の彼女を彷彿とさせる「CLUBBIN"」…さまざまなジャンル、そして気持ちに「彩られた」収録曲の数々。しかし、やはり聞く人の心を打つのはJASMINEが「デビューしたときからこういう曲が歌いたかった」という「Dreamin'」だ。マライア・キャリーの「Hero」で音楽の持つ「感動」という力を感じ、感動を伝えたいと思ってきたJASMINEにとって、バラードという音楽は感動そのもの。「夢はまだ願えば叶うから」と歌うこの曲からは、JASMINEの信念───好きな言葉は「the best is yet to come」(「まだまだこれから」)───をはじめとした、いろいろなものが現れている、詰まっている気がする。
だからか、このアルバム全体を通して感じたのは「感謝」だった。JASMINEの夢を応援し、支えてくれた家族、友達…そしてなにより音楽そのものへの感謝。実際JASMINEは歌に気持ちを込めることをとても大切にしている。 歌うことは幸せなことでもあり、喜びでもあり、楽しいことでもあり…。私の中にある本当の気持ちですね。悲しい歌詞でも明るく歌ったら明るく聞こえるみたいに、「この気持ちで歌う」って決めたらその通りに歌えるじゃないですか。言葉にするということはとても難しいことなんです。言葉なんて所詮決まった数しかないですし。それを越えて自分を表現できる、決まり切った表現を超えてもっと表現できる…それが歌うこと、だと思うんです。だから私は「歌うことを愛する」という気持ちを死んでも持っていたいんです。歌手になりたいと思った瞬間から持ち続けているこの気持ちを、ずっと持っていたいです。 そんなJASMINEに、1stアルバム発売後にしてみたいことを聞くと、やはり、「the best is yet to come」という言葉が好きなだけあって、すぐに次の目標が出てきた。 いっぱいあるのですが、ずっと自分らしい曲を作っていきたいです。自分に満足しない、妥協しないアーティストですね。いい曲をいっぱい作って、いいライブをたくさんして…アリーナをいっぱいにするというのは大きな目標ですけれど、それができれば満足、というわけでもないですし。ファンの人だけでなく私も含めて全員が超夢中になってしまう空間を作れるようになりたいですね。自分が自分で「JASMINE、ヤバイ」って思うアーティストになりたい。海外の人にも私の曲を聞いて欲しいですし。(アメリカでツアーできたら?の問いに)それ、ヤバイです(笑) |
JASMINE 1stアルバム「GOLD」2010年7月21日発売
| 初回盤 CD+DVD 限定:デジパック AICL-2149〜2150 \3,500- 通常盤 CD AICL-2151 \3,059- track list 01、PRIDE (新曲) 02、sad to say (1st single) 03、L.I.P.S. (5th single c/w) 04、Jealous (4th single) 05、Bad Girl (新曲) 06、dear my friend (新曲) 07、stage 〜interlude〜 (新曲) 08、This Is Not A Game (3rd single) 09、CLUBBIN" (2nd single c/w) 10、恋 (1st single c/w) 11、what you want ? (2nd single c/w) 12、No More (2nd single) 13、Dreamin’ (5th single) 14、Why (新曲) |
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取材・文/有本和貴(BIGLOBE MUSIC編集長)