ボランティアら連日奮闘
大雨災害を受けて設置された「山陽災害ボランティアセンター」には連日、大勢のボランティアが登録し、被災地で泥土の搬出などの復旧を手伝っている。同センターでは特に平日の奉仕作業と、泥土などを撤去するのに使うゴム手袋の提供を呼び掛けている。
市社会福祉協議会が山陽総合福祉センター内に同センターを設置したのは17日。21日までの5日間にボランティアとして作業に当たったのは約1,300人。日曜日の18日に496人が登録するなど休日は多いが、平日は100人を切っており、人手は不足気味。一方で毎日30件を超えるボランティア要請があるなどニーズは依然として高い。
同センターでは、家屋に人が住めるようにする第一段階はほぼ終わったが、家屋に隣接する納屋、倉庫や外溝の整理に支援の手が必要になっていると分析する。
ボランティアセンターはスタッフ数が限られているため、ボランティアが殺到し過ぎても対応できないケースや、作業ニーズとのマッチングが十分とはいえないジレンマを抱えているが、引き続き県内を中心に、復旧作業を手伝う人を募集している。
ボランティアの申し込みやゴム手袋の提供は同センター本部受付(電話72―2176、72―2141)へ。