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泥、悪臭…続く復旧 山陽小野田、大雨被害1週間
2010年7月24日(土)掲載
浸水被害を受けた住宅ではボランティアも参加した復旧作業が続く=23日午前、JR厚狭駅前商店街
山陽小野田市厚狭地区が大雨被害を受けて1週間が過ぎた。被災地では、住民に山口県内各地からの災害ボランティアも加わり、復旧作業が続けられている。

23日午前、最も被害が大きかったJR厚狭駅前商店街では、商店や民家などでごみ出しや家屋の清掃、消毒などが行われた。まだ大半の店舗で営業の再開ができていない。

60代の男性経営者は、店舗兼住宅が浸水被害を受けた。「好天続きで水は完全に抜けたが、床下の泥は残ったまま。悪臭も続いており、床をはずして消毒するしかない」。室内では災害ボランティアが床をはがす作業に汗を流していた。

山陽小野田市は、災害直後の先週末、厚狭地区にある市社会福祉協議会内に災害ボランティアセンターを設置。23日現在、約1700人がボランティア登録して復旧作業を手伝っている。

センター長の金光康資・社協事務局長は「まずは住民の住居を住める状態にすることが先決。そのためにはボランティアの協力が欠かせない」と話す。多くのボランティアの参加が見込まれるこの土日曜が復旧のヤマ場とみている。
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