JASMINEが叫ぶ恋・夢を直撃インタビュー!!
3月3日に『THIS IS NOT A GAME』をリリース以降、4月7日には『JEALOUS』、そして5月12日には『DREAMIN'』と3か月連続シングルを発売。どの曲も等身大の彼女の想いが詰まりながらも、3者3様のサウンドアプローチによって多彩な彼女の音楽世界を感じさせている。そんな4月リリースの『JEALOUS』と5月リリースの最新シングル『DREAMIN'』についてJASMINEに話を聞く。
- シングル
- 『DREAMIN'』
- 2010年5月12日発売
13歳でゴスペルに出会い、シンガーになるという夢に向かって進んできたJASMINEの等身大の想いが切々と歌い上げられる感動の1曲「Dreamin'」。ままならない恋の苦さを体現し、生まれた『JEALOUS』と共に彼女の核心に迫る連続リリースシングル。
─
すごいリリースラッシュですが色々なタイプの曲を短期間で出していくだけに毎日音楽漬けだったのでは?
JASMINE:
音楽のことはいつでも、毎日考えています。常に。小さい頃から。気がついた時にはいつでも音楽があったんです。家族で話しをしていても、音楽のことを話しているのが一番楽しいというか。音楽以外の話をしていることも、もちろんあるんですけど、でも音楽についてしゃべっている時が一番楽しいんです。
─
そんな音楽漬けの中、4月の『JEALOUS』、5月の『DREAMIN'』と出来あがったと思いますが、毎回ビジュアル的なイメージの構築も印象的なJASMINEなだけに楽曲のイメージカラーやテーマを作ってから曲を作るの?
JASMINE:
『JEALOUS』は漠然と「こういう曲を作りたい」というイメージはあって、その完成形に向けて試行錯誤して「出来たー!」というところに辿り着いて完成した感じでした。
─
試行錯誤?
JASMINE:
1個1個の小さなことが、ちょっとでもしっくりこなければ、その曲自体がしっくりこなくなってしまうので楽曲そのものがしっくりくるように1個1個に細かくしっかり作っていこうっていうのはいつも思っているんです。ただ「ここだ!」という完成に対しては感覚的なものなので説明が出来ないです。でも「これは違う」って思ってしまったら完成には至らない。だから「違う」ものを出し続けても「これだ」って思うものが出てくるまで続けますね。
─
『JEALOUS』に対しての"こういう曲が作りたい"というのはメッセージ? それともサウンド?
JASMINE:
全体的な仕上がりですね。歌詞は普通に「その時の気持ち」を書いたんです。恋愛から出来た歌詞なんですけど、恋愛から伝えることって結局はその相手へのことしかない。その相手に伝えたい本音に対して向き合っただけなのでメッセージとかってことではないですね。
すごく好きな人がいて、相手に対して自分が今思っていることって何なんだろうって思いながら、その人からもらったものとかを自分の周りに集めて、その人のことを考えながらガーッと書くみたいな作詞作業でした。 ─ 大きなテーマで書くよりも、すごく個人的なことを書くからこそのリアリティなのかも。 JASMINE: すごく個人的ですよね。でも逆に言えば、個人的な想いを書くことで私が自分を知ることが出来るチャンスなんです。その作業は自分を鏡で見る感覚ですね。 ─ 自分を知る作業。その言葉を受けると「Dreamin’」に綴られた夢への想いもJASMINE自身に肉薄している感じがしますね。すごく大きなメッセージだけどリアルな印象が、自己を見つめたからこそ出てきた言葉のよう。 JASMINE: これはメッセージソングでしかない曲ですから。ただ、メッセージというものは受信する側の目線になりがちなんですけど、逆に私はこのメッセージを送信する側の目線でのみ書いたんです。
"メッセージ性"と言ってしまうと、聴いた人にどう届くかとかってことばかりを考えてしまいそうだったんですけど、そうではなくて、自分が今、何を思っているかを大きい声で言っただけ。キャッチボールじゃなくて、相手がグローブを持っていないのに投げる、みたいな(笑)。 ─ メッセージが色濃くなると書いていて辛くはならなかった? JASMINE: しんどいです。「でもこれを越えれば自分が見えてくる!」と思いながら書き上げましたね。 ─ それほど辛いことなのに、諦めることなく発信し続けているのはどうしてだと思う? JASMINE: 夢だから。それに辛さを越えれば答えが出るんですよね。曲って作ったものが"答え"になって、それが自分の中にあったものを形に出来たっていうことなんです。私は自分のことがわからない。でも自分が自分のことを一番知っていると思っているので、だからこそ自分のことをより深く知るために曲を作る感じですね。
鏡で見るような感覚なんです。曲を作るのは。己を知ること。もちろんそれだけで終わりたくはないですけど。自分のことを知ったからにはもっと曲を作れるだろうし。そこから出てくる自分のことをもっと知りたいし、もっと自分のことを好きになりたいです。 ─ そんな夢を歌うこの「Dreamin'」。JASMINEは夢を叶えるために必要なものってなんだと思う? JASMINE: 自分を信じること。 ─ そして『JEALOUS』がイメージカラーが"紫"だったのに対して対象的な楽曲だった「Dreamin'」は"白"。今回のカラーが白なのはなぜ? JASMINE: この曲は色が浮かばなかったんです。それで「どうしよう」って思って…。割と色を思い浮かべて曲を考えたり、浮かんできた色を表現しようと思ったりもするんですけど、「Dreamin'」は色ではなかった。
色を考えていくときに漠然と地球とか宇宙とか赤ちゃんとかってイメージが浮かんできたんです。それって象徴する色がないんですよね。青でも緑でもないし…。本来、白でもないんですけど、白がほかの様々な色の中でハマっただけなんですよね。あえて色にするなら白と言うけれど、実際には白ではない。「Dreamin'」はそういう歌なんです。 ─ 連続リリースの3曲はどれもタイプの違う曲。この短期間で振り幅の大きなJASMINEを楽しましてもらえました。 JASMINE: たまたま今まで出した楽曲が違う雰囲気になっただけで、私の持っているパレットに並ぶ色はずっとそのまま置いてあるんです。その色がリリースのたびに出てくるだけで、色自体はずっと持っているんです。 ─ そうなるとこの先に控えるアルバムでどんな色が出てくるのか。ますます楽しみ。期待して待っています!
すごく好きな人がいて、相手に対して自分が今思っていることって何なんだろうって思いながら、その人からもらったものとかを自分の周りに集めて、その人のことを考えながらガーッと書くみたいな作詞作業でした。 ─ 大きなテーマで書くよりも、すごく個人的なことを書くからこそのリアリティなのかも。 JASMINE: すごく個人的ですよね。でも逆に言えば、個人的な想いを書くことで私が自分を知ることが出来るチャンスなんです。その作業は自分を鏡で見る感覚ですね。 ─ 自分を知る作業。その言葉を受けると「Dreamin’」に綴られた夢への想いもJASMINE自身に肉薄している感じがしますね。すごく大きなメッセージだけどリアルな印象が、自己を見つめたからこそ出てきた言葉のよう。 JASMINE: これはメッセージソングでしかない曲ですから。ただ、メッセージというものは受信する側の目線になりがちなんですけど、逆に私はこのメッセージを送信する側の目線でのみ書いたんです。
"メッセージ性"と言ってしまうと、聴いた人にどう届くかとかってことばかりを考えてしまいそうだったんですけど、そうではなくて、自分が今、何を思っているかを大きい声で言っただけ。キャッチボールじゃなくて、相手がグローブを持っていないのに投げる、みたいな(笑)。 ─ メッセージが色濃くなると書いていて辛くはならなかった? JASMINE: しんどいです。「でもこれを越えれば自分が見えてくる!」と思いながら書き上げましたね。 ─ それほど辛いことなのに、諦めることなく発信し続けているのはどうしてだと思う? JASMINE: 夢だから。それに辛さを越えれば答えが出るんですよね。曲って作ったものが"答え"になって、それが自分の中にあったものを形に出来たっていうことなんです。私は自分のことがわからない。でも自分が自分のことを一番知っていると思っているので、だからこそ自分のことをより深く知るために曲を作る感じですね。
鏡で見るような感覚なんです。曲を作るのは。己を知ること。もちろんそれだけで終わりたくはないですけど。自分のことを知ったからにはもっと曲を作れるだろうし。そこから出てくる自分のことをもっと知りたいし、もっと自分のことを好きになりたいです。 ─ そんな夢を歌うこの「Dreamin'」。JASMINEは夢を叶えるために必要なものってなんだと思う? JASMINE: 自分を信じること。 ─ そして『JEALOUS』がイメージカラーが"紫"だったのに対して対象的な楽曲だった「Dreamin'」は"白"。今回のカラーが白なのはなぜ? JASMINE: この曲は色が浮かばなかったんです。それで「どうしよう」って思って…。割と色を思い浮かべて曲を考えたり、浮かんできた色を表現しようと思ったりもするんですけど、「Dreamin'」は色ではなかった。
色を考えていくときに漠然と地球とか宇宙とか赤ちゃんとかってイメージが浮かんできたんです。それって象徴する色がないんですよね。青でも緑でもないし…。本来、白でもないんですけど、白がほかの様々な色の中でハマっただけなんですよね。あえて色にするなら白と言うけれど、実際には白ではない。「Dreamin'」はそういう歌なんです。 ─ 連続リリースの3曲はどれもタイプの違う曲。この短期間で振り幅の大きなJASMINEを楽しましてもらえました。 JASMINE: たまたま今まで出した楽曲が違う雰囲気になっただけで、私の持っているパレットに並ぶ色はずっとそのまま置いてあるんです。その色がリリースのたびに出てくるだけで、色自体はずっと持っているんです。 ─ そうなるとこの先に控えるアルバムでどんな色が出てくるのか。ますます楽しみ。期待して待っています!
text by Nachi Ebisawa
3月リリースのシングル『THIS IS NOT A GAME』から毎月連続リリースを続ける彼女の完全招待制ライブツアーが決定! 5大都市のZeppにて行われる入場無料のワンマンツアー。HPからチェックを!
http://www.jasmine-world.net/
http://www.jasmine-world.net/
幼いころから音楽に親しみ、13歳で出会ったコスペルクワイアに衝撃を受けてゴスペルを歌い始めたJASMINE。非凡なボーカルが評判に。ゴスペルを通じてブラックミュージックに出会い、17歳で本格的にシンガー活動をスタートさせ、09年6月『SAD TO SAY』でメジャーデビューを果たした本格派R&Bシンガーソングライター。
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