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JASMINE TRUE COLORS
2009年6月に彗星のごとく登場したピンク色の髪の女の子。デビュー曲「sad to say」であっという間にその名前を全国にとどろかせた彼女は2010年、3rdシングル「THIS IS NOT A GAME」を皮切りにシングルを3ヵ月連続リリース、さらに完全招待制でのライブ・ツアーの敢行など昨年以上に精力的な活動にのぞむ。シングルごとにカラフルな表情を見せる、彼女の素顔にせまる。
それは昨年6月のこと。来日中だったR&Bシンガーのモンテル・ジョーダンにインタビューをした際に、話の流れから、プロデューサーでもある彼に「たとえば誰をプロデュースしてみたいか?」という質問を投げかけた。そのときの彼の返事が、「昨夜、MTVでビデオを観たんだけど、JASMINE? あのコいいね。彼女ならプロデュースしてみたいよ」というものだったのを今でもよく憶えている。それはまだ、JASMINEが (ビデオこそ流れていたが) デビュー曲「sad to say」をリリースする前だった。何の前情報もないモンテル・ジョーダンの耳を、ただその音楽だけで捕らえたJASMINE。その素顔は、強い意志を持ちながらも、ほんわかした雰囲気の可愛らしい20歳だった。
取材・文/末崎裕之 (bmr.jp)
Interview
わたしの夢は何ですか?ってきかれたら、「歌手です」
- 今年に入って3ヵ月連続リリースということで、先月に「THIS IS NOT A GAME」、今月に「JEALOUS」と。次の曲はどんな感じですか?
- あの〜〜…… (と、仰向いて大きく手を広げる) って感じです (笑)。
- それは? (笑)
- ん〜〜なんて言ったらいいんだろうな……。「ウァ〜?!」みたいな。ライオンキングが叫ぶとき、みたいな。主張のマックスみたいな感じです。
- (笑)。どんなことを主張してるんですか?
- 夢について。曲名が「DREAMIN'」なんです。簡単にいえば、わたしの夢は何ですか?ってきかれたら、「歌手です」なんですけど。歌手です、っていうか、もっと細かいことも全部含めて。夢っていう「ポン」じゃなくて、そこまでのこころざしっていうか。「そこ」のことを言ってるんじゃなくて、「そこまで」のこと、みたいな。
まずマライア・キャリーにブチのめされて。それでマライアに対する怒りがずっと(笑)
- 歌詞をぜんぶ自分で書いてますけど、どういう点を重視してますか?
- リード曲はやっぱり一番聞く人が多いんで、そこは「音楽が好き」っていう人じゃなくても聞くものなので、歌詞が何を伝えたいのかってことを重視してて。逆に韻とかはまぁ……飾りみたいな。あってもなくてもいい感じなんですけど。カップリングは逆に、歌詞とかはあんま気にせず作り出して、何やりたかったのか最終的によく分かんなくなる時とかもあります(笑)。
- 歌詞が「ラップっぽい」と言われることがあると思いますが?
- ラップはわたし、そんなにやりたいって思う感覚はなくて。聞こえ方がよければなんでもいいと思うんですよ。聞こえ方がいい曲ってのは、わたし的に図工なんですよ。1曲の、なんか東京タワーみたいなものを作る時間みたいな。なんて言ったらいいんだろ……なんで東京タワーが出てきたのか分かんないんですけど (笑)。「ラップっぽいね」とはよく言われるんですけど。わたし的に、ラップも聴いてたし歌も聴いてたし、育ったものがそうなった、みたいな。
- ヒップホップとかR&Bとかをたくさん聴いてるじゃないですか。いちばん最初にすごく印象に記憶に残ってる、好きだった曲って何ですか?
- いちばん、「音楽ってこれかぁ!」って思ったのは、久保田利伸さんでしたね。「LA・LA・LA LOVE SONG」なんですけど。それまでわたし、保育園の頃とか歌うとき泣いてたんですよ。「こんなの歌いたくない」って。ただワガママ言ってただけなんですけど。でも、久保田利伸さんの曲を聴いたときに初めてお母さんに「これ誰?!」って聞いたのを覚えてて。
- それは何歳ぐらい?
- もう、助手席から後部座席まで走り回ってたような時ですよ。(場にいた一同に「いつだよ」とツッコまれ) あるじゃないですか! (笑)
- 洋楽とかはどうやって聴くようになったんですか?
- 洋楽はお姉ちゃんにムリヤリ聴かされたんですよ。お姉ちゃんに、「あすみ (※JASMINEの本名)、言っとくけどねぇ、日本人の歌なんて聴いてたらねぇ」みたいな (笑) すごい言われて、聴いたら「ちょーヤベぇ!」みたいな、「サウンドが違う!」みたいな。あ、そんな小さい時は言ってないですよ、「サウンドが違う」なんて(笑)。そっから、わたしは何がいちばんヤバいのか追及しなきゃいけないと思って。「人によっては***だ」と思って。
- (笑)
- 人によってなんか、ヘンな色が入ってくる時があって、なんか「うーん……」と思って。探してった結果、R&Bってのがヤバいんだ、ヒップホップがヤバいんだ、ってなって。それで……お姉ちゃんとは決別しました (笑)。
- (笑) いろいろ聴いてきて、衝撃的だったアーティストとの出会いってありました?
- まず最初に、マライア・キャリーにブチのめされて。「だめだ……」みたいになって (笑)。でも、「同じ人間なのになんで?」みたいなことを思って、悔しくて。それで、諦めちゃいけないと思って。で、それでマライア・キャリーに対する怒りがずっと。
- (笑)「こいつムカつく」みたいな? (笑)
- (笑)。で、マライア・キャリーを、5秒単位とかで戻して聴いてたんです。それで「ここはこうやってるんだ、コイツ」みたいな。で、それをやってたらデスチャとか出てきて、「このコたち、可愛いくせになんかうまい」とか思って。それで、いつの間にかすごいビヨンセが好きになっちゃってて。で、そん時、メアリー・J.ブライジをすすめられて、「この人の脳みそん中ヤベぇ」と思って (笑)。だからいっぱい、いろんな人がいて、それぞれに良さがあるじゃないですか。だんだん、いちいちムカつかなくなって、吸収するようになりました。あと、中一の頃にゴスペル始めて。ゴスペルは歌を覚えることから始めるので、まず、ハモリが全部分解された状態から始まるんですよ。(最初は) 全然分かんなかったんですけど、ハモリっていうのが大体、分かってくるようになったりとかして。曲の構成みたいのが、分解してこう、バッと広げて見えるようになったんで。それは大きかったです。
なんかしなきゃいけないってことを神さまが言ってる
- 今後「こんなことやってみたいなぁ」っていう、大きな目標でも小さな目標でも、何かありますか?
- 最近ちょっと考えてるのが……。なんか最近よく聞くのが……すごい、自殺する人が多いんですよ。そう、そこですね。音楽を通して、ちょっとでも説得できるようになんのかなとか、どんなことができるのかを知りたい!みたいな。私もいままで音楽に、いろんな人の歌に助けられたこともあったりしたけど、それを本人に言うことは多分ない。でも、 (自分が) 誰かのところに、どんだけ何かを残せるのか? なんだろうな、最終的にそれがよく分かんないんですけど。結局答えは絶対返ってこないんですけど。なんか、なんかないかなぁ?って。なんか (自分に) できるのかな?って。
- それはでも、音楽で励ますってこともできるんじゃないですか?
- だから、そう、音楽で励ますとか……。言葉じゃぜったい人って動かないじゃないですか。リリックでどんだけ、「生きるって楽しいよ!」て言っても、死のうって思ってる人には何にも伝わらないっていうか。だから、何を見せつけてやればいいんだろう?みたいな。超いちばん難しいところだと思ったんですけど、すごい何日間もそればっかり考えてるんで。なんかしなきゃいけないってことを神さまが言ってる、と思って。そこの答えを出して、自分でどうしたらいいか考えて……。無い脳みそを使いたいと思いました。(b)
discography
- JEALOUS jacket
- JEALOUS【完全生産限定盤】
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- デビュー時の宇多田ヒカルを思わせるセツナR&B。和のイメージのPVも必見。カップリングはゴスペル曲のカバーながらトークボックスの効いたメロウなR&B仕立てでまた◎。
- THIS IS NOT A GAME jacket
- THIS IS NOT A GAME【完全生産限定盤】
- SMAR AICL-2089 \1,020 (税込み)
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- 熱く激しい感情をぶつけるさまがいかにもテーマカラーの赤らしいアップ曲。カップリングではカーク・フランクリンのゴスペル曲をギター1本でカバー、“うた”を聴かせる。
- NO MORE jacket
- NO MORE
- SMAR AICL-2044 \1,223 (税込み)
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- 「sad to say」の続きを匂わせつつ、自分を奮い立たせるメッセージソング。ロッキンなギターにラップ調の歌を乗せる挑戦的な「CLUBBIN"」などカップリングでの違う表情がまたいい。
- sad to say jacket
- sad to say
- SMAR AICL-2017 \1,223 (税込み)
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- 冒頭から「クソくらえ思い出なんか」で鮮烈な印象を残したデビュー曲。ヒップホップを通過したグルーヴ感をナチュラルに歌に持ちこむ彼女の「新世代感」が強く打ち出された。
完全招待制の無料ライブツアー決定!
- 公演日程
- 6月18日 (金) Zepp SAPPORO
- 6月22日 (火) Zepp FUKUOKA
- 6月24日 (木) Zepp OSAKA
- 6月28日 (月) Zepp NAGOYA
- 6月30日 (水) Zepp TOKYO
全会場 OPEN 18:00
START 19:00 オールスタンディング
- チケットプレゼント応募方法
- (1) 以下対象商品のシングル各購入者から抽選でペア3,600組7,200名をご招待! 詳細は商品に封入のハガキをご覧下さい。
- 3月3日発売
3rd Single「THIS IS NOT A GAME」 - 4月7日発売
4th Single 「JEALOUS」 - 5月12日発売
5th Single 「DREAMIN'」 - (2) 読者プレゼント!
- bmr.jpから、5組10名様にこのライブツアーチケットをプレゼントします!
ご希望の方はpresent@bmr.jp あてにメール件名を「jasmine_present」とし、・お名前 ・年齢 ・性別 ・ご住所 ・電話番号 ・希望の公演 を明記の上、ご応募ください。
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