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◆J1第14節 横浜M1―0G大阪(24日・日産スタジアム)G大阪が、またもや後半ロスタイムに失点し、勝ち点1を取り損ねた。0―0の後半ロスタイム4分、横浜MのDF天野に決勝点を決められた。今季、「魔の時間帯」に失点したのは4度目。今シーズン初の連勝を逃し、昨季から16試合連勝なし。2003年の開幕からのクラブワースト記録に並んだ。
敵地でのドローが見えた矢先だった。DF安田理が、自陣から左サイドをドリブルしたが、相手にボールを奪われて逆襲を食らった。このボールをつながれ、最後は右サイドを駆け上がった天野に決勝点を決められた。
時計は4分のロスタイムを回ろうとしていた。前節(18日)の浦和戦(万博)に続いて、魔の時間帯に失点した。「我々のミスもあった。頭がもうろうとしたのかも」。気温30度、湿度77%の悪条件で引き分けに持ち込めず、西野朗監督(55)が嘆いた。
後半からMF二川を投入し、磐田から移籍後、初先発したFWイ・グノの1トップに変更した。同11分、相手FW渡辺のPKはゴール右へ外れた。運があると思われたが、左足をけいれんしたDF山口が、後半30分に交代。「3枚目のカードを切ったのはプラン外。勝負をかける一枚を持ちたかった」と指揮官が振り返ったように、このアクシデントも響いた。
後半ロスタイムの失点は、今季4度目。「きっ抗した試合で、点を取りに行っている」と山口は分析したが、勝った浦和戦を除いて勝ち点5を失った。
今季初の連勝は、最短でも8月1日の山形戦(金沢)まで伸びた。03年は、開幕から第2ステージの1節まで連勝がなかったが、これに並んだ。「連勝が大事になってくる」とMF遠藤。すでに優勝は絶望的で、3位の名古屋とも勝ち点は8差。このままではACL出場圏内さえ危うい。
(2010年7月25日10時20分 スポーツ報知)