入場者殺到し１９人死亡…ドイツの音楽イベント

２４日、ドイツ・デュイスブルクの音楽イベント「ラブパレード」で起きた事故で応急処置を受ける人々（ＡＰ＝共同）

　ドイツ西部デュイスブルクで行われた野外音楽イベント「ラブパレード」会場付近で２４日、入場者らが殺到してパニック状態になり、押し倒されるなどして少なくとも１９人が死亡、３５０人近くが負傷した。ＤＰＡ通信などが伝えた。

　在デュッセルドルフ日本総領事館によると、日本人が事故に巻き込まれたとの情報はない。

　事故は、会場に通じるトンネル付近で発生。詳しい原因は不明だが、超満員の会場を去ろうとする入場者と会場に入ろうと殺到した人々が押し合いになり、パニック状態に陥ったもよう。警察が会場への入場を停止した後に騒ぎになったとの報道もある。

　主会場は、旧貨物駅付近を利用した野外舞台。周辺を十数台の大型トラックの上に乗った若者らが、音楽を流しながら行進するなどした。この日の観客は約１４０万人だったという。

　地元警察は詳しい事故原因とともに、主催者の安全管理などに問題がなかったかどうか調べている。

　ラブパレードは、１９８９年にベルリンで開始。大音響の音楽や若者らが大騒ぎすることから市民に不評だった。このため、最近はドイツ西部で開催されている。（共同）

（2010年7月25日11時34分  スポーツ報知）

（ ）

（ ）

ソーシャルブックマークに登録