NHK宮崎県のニュース 宮崎放送局
種牛の血液検査「困難」回答
宮崎県の口てい疫の問題で、種牛6頭を処分した畜産農家が会見し、種牛が感染していたかどうかを確かめたいとして山田農林水産大臣に求めていた種牛の血液検査について大臣から応じられないという回答があったことを明らかにしました。
高鍋町の畜産農家、薦田長久さんは、「畜産の復興に重要な役割を果たす」として飼育する種牛6頭を残すよう訴えていましたが、国からの強い求めなどに応じて、今月16日に処分を受け入れ、種牛は翌日、処分されました。
薦田さんは処分の受け入れにあたって、種牛が感染していたかどうか確かめたいとして、山田農林水産大臣に対して、処分前に採取した種牛の血液検査をするよう求めていました。
会見した薦田さんによりますと、山田大臣からは文書で、「ほかの農家は血液検査をせずに健康な家畜の処分に協力してきた」などとして「薦田さんの種牛のみ血液検査をすることは困難だ」として検査に応じられないという回答があったということです。
また、薦田さんに処分を求める一方で宮崎県所有の種牛を残すことを国が認めたことについては、感染集中地域ですべての家畜を処分している中で例外は認められないと説明しているということです。薦田さんは「回答は納得がいかず不本意だ。今後の対応は弁護士と相談したい」と述べました。
07月25日 09時17分
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