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興毅の相手が“大失態”…契約体重1・4キロも超過

亀田興毅の対戦相手、セシリオ・サントス(左)はパンツを脱いでもリミットを大きくオーバー、右は不安げにのぞき込む亀田陣営

◆ きょう世界3大前哨戦は開催へ ◆

 世界3大前哨戦(スポーツニッポン新聞社後援)の前日計量が24日、大阪市のスポニチプラザ大阪であった。世界王座陥落からの再起戦となる亀田興毅は対戦相手のサントスが契約ウエートを1・4キロもオーバーする大失態。亀田陣営が許可し、急きょ53・9キロ契約で試合が開催されることになった。プロ5戦目となる井岡ほか5選手は計量を一発でパスした。

◆ 当日計量の結果では中止も ◆

 スーパーフライ(リミット52・1キロ)で3階級制覇を目指す興毅に思わぬ事態が待ち受けていた。対戦相手・サントスが計量すると、バンタムのリミットをも上回る53・9キロの表示。日本ボクシングコミッション(JBC)を交えた協議の末、リミットを52・5キロから53・9キロに変更する異例の措置がとられた。

 サントスはこの日の早朝、成田空港着の航空機でメキシコから来日。約28時間かけて大阪入りした。「飛行機に乗る前は1キロオーバーだった。それから水しか飲んでいないのに…」。言い訳がむなしく響く。中止の可能性もあったが、52・5キロでパスした興毅が「向こうが“体重が落ちん”と言っている以上、こっちが折れるしかない」と対戦を受け入れたため最悪の事態は免れた。

 だが、移動の負担はあったとはいえ契約ウエートを守るのはボクサーとして最低限のマナー。サントスにはきょうの試合前にも当日計量が科されることになった。JBCは健康管理の面から食事による体重の増加分を踏まえ、58・2キロをオーバーした場合は試合を中止するとした。


トリプル世界前哨戦
(7月25日・大阪府立体育会館第1競技場)
◆ 53・9キロ契約ノンタイトル戦 ◆
前WBC世界フライ級王者
亀田 興毅
(23・亀田ジム)

<10回戦> セシリオ・サントス
(31・メキシコ)
22勝14KO1敗 25勝14KO14敗3分
◆ 53・0キロ契約ノンタイトル戦 ◆

WBA世界フライ級王者
亀田大毅
(21・亀田ジム)

<10回戦>

ロセンド・ベガ
(32・メキシコ)

16勝11KO2敗 17勝12KO3敗
◆ ライトフライ級ノンタイトル戦 ◆
WBCライトフライ級11位
井岡 一翔
(21・井岡)

<10回戦> フィリピンライトフライ級8位
アルバート・アルコイ
(27・フィリピン)
4勝2KO 12勝3KO6敗3分

[ 2010年7月25日付 ]

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