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ゲゲゲ人気で観光客ドドドッ「鬼太郎空港」誕生
「米子鬼太郎空港」の命名記念イベントでオブジェを除幕する水木しげるさんと妻の布枝さん
Photo By 共同 |
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家水木しげるさん(88)の作品にちなみ愛称が「米子鬼太郎空港」になった米子空港(鳥取県境港市)で24日、命名記念イベントが開かれ、水木さんに名誉県民の称号が授与された。世界で初めて妖怪名の入ったユニークな空港に、水木さんも大喜びだった。
平井伸治知事から名誉県民の称号を授与された水木さんは、4月から空港に鬼太郎の名前が入ったことに「空港に妖怪の名前とは面白い」とあいさつし、集まった約400人を喜ばせた。
境港市生まれ。この日はNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のモデルになった妻・布枝さん(78)と仲良く出席。飛行機にまたがる「鬼太郎」と「目玉おやじ」をデザインした高さ約2メートルのオブジェを上機嫌で除幕した。
平井知事は「水木さんは県が取り組む“まんが王国とっとり”の推進役や、漫画を通して国民に喜びと感動を与えてこられた」と名誉県民の理由を説明。水木さん夫妻にはガラス製の記念の盾やスイカといった地元の名産品が贈られた。オブジェはロビーに展示され、観光客らの行き来を見守るという。
全国98ある地方空港のうち「富士山静岡空港」や「徳島阿波おどり空港」といったご当地の特徴を表す言葉を加えた愛称を採用した空港が増えている中、漫画のキャラクターを採用した前例はなく「おそらく世界初ではないか」(県交通政策課)という。
空港のある境港市には、年間約170万人が訪れる「水木しげるロード」がある。さらに今年は「ゲゲゲの女房」の大ヒットも手伝い、中高年の観光客が急増中で、今月20日には例年より1カ月も早く100万人を突破した。さらなるけん引役として鬼太郎空港に期待する地元では「年間200万人も見えた」と鼻息を荒くしていた。
多くの地方空港が赤字にあえぐ中、命運を鬼太郎に任せた米子空港。妖怪だけに見事“バケる”のか、注目される。
≪龍馬にパンダ、ウルトラマンも?!≫愛称や通称を持つ空港は全国に約20カ所ある。島根県の出雲空港は約3900件の一般公募の中から「出雲縁結び空港」に。高知空港は約7万人の署名が集まり「高知龍馬空港」となった。また、6頭のパンダがいることから和歌山県は南紀白浜空港の愛称を「南紀白浜パンダ空港」にすることを検討中。一方、福島県の福島空港はウルトラマンの生みの親で同県出身の円谷英二氏にちなみ「ウルトラマン空港」とすることが県議会で提案されたが、県は「契約料がかかる」と消極的な姿勢を示している。
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