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巻き込んで…独立委に親方オブザーバー参加

 日本相撲協会の全般にわたる改革案をまとめる「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」は24日、東京・両国国技館で第2回会議を開き、協会の親方を議決権のないオブザーバーとして参加させることを決めた。

 16日の第1回会議ではオブザーバーは置かない方針を固めたが、会議の冒頭で渡辺美樹委員(50=ワタミ会長)が「協会を排除するのではなく、巻き込んで一緒に改革しよう」と提案。約1時間の議論の末、最後は採決し6対5でオブザーバー参加を決定した。

 奥島孝康座長(71=日本高野連会長)は「一部で独立性を厳格に考えてオブザーバーに反対する人もいた。しかし、パイプ役が必要で協会内部のスタンスを理解する人が原則いた方がいいということになった」と説明。人数や人選は協会と協議し決定する。

 会議では今後の日程も決定。31日に第3回会議を開き、8月にも4度開催することになったが、8月12日の会議にはオブザーバーとは別に、各一門を代表する力士、親方を呼んで意見を聞く予定だ。奥島座長は「23日には意見交換会があるので、その前に親方や力士を呼んで意見を聞きたい」と話した。

 ≪維持員制度は維持≫維持員制度は維持する方向になった。出羽海理事から制度の詳細と改善策の説明を受け、奥島座長は「制度そのものより運用に問題がある。秋場所前までに一定の結論を出す」と話した。維持員や相撲案内所(お茶屋)の仲介で入場整理券が転売されるなどの問題の対策は名古屋場所から始まっている。当初は制度の存否を含めて議論する意見もあったが「いい方向に向かっている」(新田委員)と廃止は免れそうだ。

 ≪理事会で“報告”≫村山理事長代行は25日に、愛知県体育館で臨時の理事会を開くことを明かした。この日行われた「ガバナンスの整備に関する独立委員会」から嘱託を受けた望月弁護士が会合での結果などを報告し、オブザーバーの人選などを要請する予定だ。同代行も「親方や力士が出席を求められるので、報告を受けて人選を行っていくことになるでしょう」と説明した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年07月25日 ]

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