プリンのかぶり物にスーツ姿で歌う本業のほか、司会やDJとマルチに活躍する“左プリン”が、がんと闘っていた。
牧野は入院する都内の病院に外出届を提出して23日に仙台入り。この日、仙台放送のスタジオで行われた同局「あらあらかしこ」に生出演した。
同番組は体調不良を理由に先月26日から欠席しており、番組のエンディングに神妙な表情で「僕の病気のことですが、肺に腫瘍が見つかりまして。悪性なんですけど…。治療に専念しようと思っています」などと約1分にわたって告白。同日をもって休養することも明かした。
牧野によると、6月中旬に胃の辺りに痛みを感じ、都内の病院で医師の診断を受けたところ、心臓と両肺に水がたまっていることが判明し、緊急入院。心不全を起こす可能性もあることから水を取り除く手術を受けた。
その原因を調べるためにたまっていた水を検査してみて、初めてがん細胞が見つかり、先月28日に医師に肺腺がんと宣告されたという。
かつて1日3箱も吸うヘビースモーカーだったが、32歳で禁煙して以来体を気遣ってきた。それだけに「宣告されたときは信じられず、不安だった」と驚きを隠せない。
現在、家族や友人、仕事仲間の温かい言葉に励まされ、抗がん剤投与など治療に専念しており、病床では「笑う行為が、がん細胞の活動を抑える働きをする」とお笑いDVDを見ているという。芸能活動は完全休止ではなく、医師の診断に従いながら可能な範囲で行う。
また、24日付の公式HPとブログでもがんを告白。「今の僕には『光』が2つあります。『家族』と『仕事』です。過酷な闘いになるのは承知ではありますが、僕に今、その光がある以上、どんなことにも弱音を吐かずに耐えうると信じています」と病魔と真っ向から闘う構えで、「戻ってきます!! 必ず元気になって、また歌やパーソナリティーの仕事が出来ることを励みに頑張ります」と力強く誓っている。