今日も一緒にプロレスを楽しみましょう

苦渋の決断だったに違いない。ＤＤＴの７・２５両国国技館大会を欠場することになった「ゴールデンスター」飯伏幸太である。
　実は発表会見の数日前、彼と会食した。あくまでさわやか。見たままの好青年ぶりを改めて実感したが、珍しく悩んでいた。肩の負傷が完治せず、目前に迫った７・２５決戦へのゴーサインが出ない。「出場したい」という本人の思いに反して、医師からは「ここで無理すれば、選手生命にかかわる」と通告されていた。ギリギリのせめぎあいの真っ最中だった。
　タイムリミットを迎え、医師の最終診断が下った。ノアの丸藤正道との大一番とあって「今年のベストバウト」の呼び声も高かった。非常に残念だが、勇気ある撤退も時には必要。高木三四郎大社長にとっても厳しい判断だっただろうが、ゴールデンスターを流れ星にしてはいけない。前回は丸藤の負傷で流れたこのカード。今回は飯伏の負傷。ドリームカードは３度目の正直に持ち越しだ。
　ケガをきちんと治して今度こそ実現させてほしい。万全の状態で戦い、今回の飯伏の決断が決して間違っていなかった、と思わせるような素晴らしい試合になる事を願う。


ところでイケメンの飯伏。リング上ではスマートに見えるが、首や腕が太い。身長もあり目立つ。会食の日もプロレスを知らない店のスタッフが「何かやってる方ですか」と話かけて来たほどだ。
　だが、一部でヅラ疑惑があるそうな。言われてみれば少し怪しいかも。あの日、互いの頭部を見つめ合った。「柴田さんはいつからかぶってるんですか。今日は後ろが２段になってますよ」と言いたげだった。
　いやいや君もなかなかのかぶっりぷりに見えるよ。君もヅラ友の会に入るかい？　入会資格は厳しいけど、君なら歓迎だ。カズハヤシも会員だよ。