横綱白鵬が再び不満表明　優勝力士への賜杯自粛に

　大相撲の横綱白鵬関（２５）＝宮城野部屋＝は愛知県体育館で行われた名古屋場所１４日目の２４日、３場所連続１５度目の優勝を決めた後、賭博問題の影響で日本相撲協会が幕内優勝力士への天皇賜杯贈呈を自粛したことについて「もらえるものをもらえないのはつらい。残念だ。何とかならないんですか」と話し、場所前に続いて不満を示した。

　モンゴル出身の白鵬関は場所前にも、相撲協会が賜杯の自粛や外部からの表彰を辞退したことについて「日本の横綱として、あまりにやりすぎだという思いがある」などと批判していた。

　相撲協会の村山弘義理事長代行は「賜杯がないことについて、残念だという白鵬の気持ちはよく分かる」と、一定の理解を示した。