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興毅、ポンサクとの“雪辱戦”年内実現も

 奇抜なファッションで会見場に現れた亀田興毅=大阪市内(撮影・浜畑利郎)
 奇抜なファッションで会見場に現れた亀田興毅=大阪市内(撮影・浜畑利郎)

 元WBC世界フライ級王者・亀田興毅(23)=亀田=が、1試合限定でWBC同級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(32)=タイ=に挑戦する計画が23日、浮上した。興毅はスーパーフライ級への転級を表明しているが、王者陣営と交渉がまとまればフライ級で1試合限定のタイトル戦を行う。年内のリマッチを希望しており、実現へ向けて今月末に交渉に入る。またこの日、3大世界前哨戦の会見を大阪市内で行い、興毅、大毅、井岡一翔がそれぞれ抱負を語った。

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 王座陥落から約4カ月。ポンサクレックへのリベンジの思いは、いまだ興毅の心の中にくすぶっている。「ポンサクレックともう1回出来るならやりたい。負けたままじゃ気分が悪いし。フライ級でやるなら1試合が限界。体も大きくなってるしな」と、素直に心境を吐露した。

 3月の敗戦からの再起戦となる今回は、52・5キロの契約体重でリングに上がる。陣営は次戦にも世界戦を計画しており、ポンサクレック戦かSフライ級での世界戦となる。二段構えで交渉を進めていく方針で、減量の問題を考慮し、ポンサクレックとの再戦を最優先させる。

 ポンサクレックとの対戦が実現した場合、勝敗にかかわらずフライ級では最後の試合となる。すでにSフライ級の体作りに着手。4月以降は普段の体重が3キロ以上増加し、60キロ近くに達している。ただプロで唯一黒星を喫したポンサクレックとの再戦の気持ちは強く、過酷な減量も辞さない構えだ。

 王座返り咲きへの出発点として自ら大阪の地を選んだ。3年ぶりとなる大阪での試合に「ずっと大阪で試合がしたいと思っていた。もう1回再スタートを切ることが出来てうれしい。あとはリングの上で結果を出すだけ。復帰戦、ノックアウトで飾ります」と、力強くKOを宣言した。

(2010年7月25日)
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