オールスター第1戦のMVPに選ばれ、笑顔で駆け出す全セ・阿部
「オールスター第1戦、全パ1-4全セ」(23日、ヤフド)
夢舞台で全セ・原監督が挑んだ真剣勝負。3割打者をズラリ並べた“史上最強打線”が、パの投手陣を打ち砕いた。「オールスターというワンゲームを集中して、セ・リーグの野球ができた。非常に素晴らしい打線だと思う」。指揮官はお立ち台で満足そうな表情を見せた。
今季交流戦、セは59勝81敗4分けと負け越し。試合前のミーティングで原監督は「交流戦の借りを返そう」とゲキを飛ばした。その思いに、ファン投票選出の城島に代えてスタメン出場した阿部が、二回の先制中前打を含む2打点で応えた。
07年以来、2度目のMVPに輝いた阿部は「(18日に)子供が生まれたし、嫁さんも頑張っているので何か買ってあげたい」と笑顔だ。「しっかり主導権を握った形で、セ・リーグをアピールしたい」と原監督。2戦目も制し、リベンジを完成させる。
(2010年7月23日)