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村崎さん刺殺「本にだまされた」と32歳男

 23日午後5時50分ごろ、東京都練馬区の作家村崎百郎さん(48=本名黒田一郎)方から、男の声で「人を刺した。捕まえてください」と110番通報があった。駆けつけた警視庁練馬署員が、1階居間で腹部など二十数カ所を刺されて倒れている村崎さんを発見、同室内にいた横浜市の無職の男(32)を殺人容疑の現行犯で逮捕した。村崎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。即死とみられる。

 男は村崎さんの熱狂的なファンだったとみられるが「彼の書いた本にだまされたことが分かり、恨みに思った。殺すつもりで刺した。自宅の住所はネットで調べた」と供述している。現場には凶器とみられる包丁(刃渡り約17センチ)があり、男は「包丁は数日前に神奈川県内で購入した」と話しているという。

 同居していた漫画家森園みるくさん(52)は事件当時は外出して不在だった。

 村崎さんは、「鬼畜のススメ」「電波系」などの著作があり、攻撃的な対人論を展開する過激な筆致でファンが多く、インターネットではカリスマ的存在だった。三角ずきんなどをかぶって素顔を公表していなかったが、大型掲示板では住所が公開されるなどしていたという。

 「社会派くんがゆく!」シリーズで対談形式の共同著作をしていたコラムニスト唐沢俊一さん(52)は「村崎さんは過激な表現をする作家だったが、実像はまったく逆で優しい心を持った男だった。ネットではプライベートがない。本当に悔しい」とコメントした。

 [2010年7月24日8時8分 紙面から]


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