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民主党の参院選ヒアリング 止まらぬ執行部批判 ガス抜き失敗? (1/2ページ)
このニュースのトピックス:参院選2010
民主党が参院選の敗因を検証するために21日から実施している党内ヒアリングで執行部批判が噴出し続けている。枝野幸男幹事長ら党執行部は、このヒアリングで党内にたまった不満を放出させる「ガス抜き」効果を狙ったようで、選挙後「2週間もヒアリングし続ければ静かになる」(幹部)と高をくくっていたが、計算が違った様子。とどまるところを知らぬ批判の連続で、執行部はただ沈黙するばかりだ。(小田博士)
ヒアリングは、比例代表の全国11ブロックごとに党所属国会議員を集めて28日まで続けられる。
「消費税が唐突に持ち出され、われわれ議員は説明できなかった。何らかのけじめはつけるべきではないか」「トップは責任を取る係だ」
23日も北陸信越や東海ブロックのヒアリングが行われたが、連日、こんな発言が飛び出すなど、執行部批判はヒートアップする一方だ。22日の南関東ブロックのヒアリングでは「与党になったのだから、与党で過半数を取れない時点でトップには責任が生じる」などの意見が相次ぎ、枝野氏や安住淳選対委員長ら党執行部側は「ひとつひとつにコメントしても言い訳になる」(党幹部)と黙り込んでしまった。
枝野氏らは参院選の敗因について執行部の見解を示していないが、議員側はこうした姿勢にも怒りを募らせている。22日の東京ブロックのヒアリングでは若手から「党幹部は『意見はあるか』と質問するが執行部側が総括するのが先だろう。そっちから言え」と声が飛んだ。