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熱中症、関東では12人死亡 自宅で倒れる事例目立つ

2010年7月25日0時38分

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 日本列島は24日も太平洋高気圧に覆われ、関東や東海で最高気温が35度以上の猛暑日となる地域が相次いだ。この暑さのため、東京都で約120人、埼玉県では約70人が熱中症とみられる症状で病院へ運ばれ、関東地方では少なくとも12人が死亡した。気象庁によると、25日も東北から九州までの広範囲で同程度の暑さになる見込みだ。

 関東で死者が最も多かったのは埼玉県で、県警によると、少なくとも男女9人が熱中症で亡くなった。20代、30代が1人ずつで、あとの7人は51〜81歳。県内で今年初めて猛暑日となった18日からの熱中症による死者数は34人にのぼる。猛暑が続くにつれ、屋外だけでなく自宅で倒れるケースが増えているという。高齢者は暑さの感覚が鈍りやすく、県警によると、空調設備を使わなかったり、水分をこまめに補給しなかったりした人が少なくないという。

 このほか、千葉県では松戸市で女性(84)の死亡が確認されたほか、2人が重症になった。栃木県茂木町の民家の畑では、この家の主婦(75)が倒れているのを夫(76)が発見。間もなく死亡が確認された。朝から農作業に行っていたという。茨城県つくば市では、女性(84)が死亡した。神奈川県相模原市では、90歳の女性が意識不明だという。

 水の事故も全国で相次いだ。和歌山県有田川町の有田川では小学生4人が流され、小2男児(7)が行方不明に。佐賀県伊万里市では8歳男児が川でおぼれ、意識不明の重体になっているという。

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