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農相回答に「不満」 種雄牛処分の男性
(2010年7月24日付)
所有する種雄牛の殺処分をめぐり、山田正彦農相に質問状を提出していた高鍋町の農場経営者薦田長久さん(72)は23日、県庁で記者会見し、回答を受け取ったことを明らかにした。回答では要求していた抗体検査の実施も拒否しており、薦田さんは「全部納得いかない」としているが、今後の法的措置は「弁護士と相談したい」と述べるにとどまった。
質問状は16日、殺処分を受け入れた際に提出。(1)殺処分勧告の適法性についての見解(2)種雄牛が残っていると安全でないとする理由と抗体検査をしない理由(3)県所有の種雄牛救済を認め、自身の種雄牛は認めない理由―について回答を求めた。
これに対し、山田農相は文書で「ウイルスが残ったふん尿が放置され、危険な状態が続いていた。他のワクチン接種農家も検査を実施せずに、健康な家畜の処分に協力した。県の種雄牛は移動時の厳格な管理など3条件を満たした上で認めた」と回答。対応の妥当性を主張している。
一方、薦田さん側は「ふん尿の処理は国の責任で直ちにすべきこと」「殺処分の勧告時点で10日以上も発生はなかった。貴重な種牛を殺処分するのなら、検査をして安全性を確認するのが当然」と反論している。