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うちは、一人じゃない
7月24日(土)教育 午後10:00〜11:00
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激しい虐待によって心を深く傷つけられた子どもたちが、その傷を癒やし、再び人生を歩みだすために必要なものとは何か。この番組は、虐待を受けた子どもたちと、心の治療に携わる大人たちとが交わした、気の遠くなるほど辛くも、感動に満ちた「対話」の記録である。 長崎県にある情緒障害児短期治療施設「大村椿の森学園」。カメラは500日間にわたり、この施設で暮らす17歳の少女と女性職員とのやりとりを中心に見つめ続けた。そこから浮かびあがってきたのは、虐待を受けた子どもたちが抱えなければならない厳しい現実だった。人間関係をどう結べばよいのか分からないいらだち。将来に対する不安……。子どもたちのストレスはそのまま職員への暴力となって噴き出し、受け止める職員は「ここにいていいんだよ」と、ひたすら子どもたちに伝え続ける……。 子どもたちの心と真剣に向き合う職員たちの真摯な思い。親と結ぶことができなかった心のきずなを築き直そうとする子どもたちのひたむきな姿。番組は200時間を超える膨大なテープから紡ぎあげた、17歳の少女と女性職員の心の交流を中心に描くヒューマンドキュメンタリーである。
[ナレーション] 石田ゆり子(女優)
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