列車事故 邦人1人死亡3人重体
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列車事故 邦人1人死亡3人重体

7月24日 15時35分

スイス南部のアルプス山脈で、大勢の日本人ツアー客を乗せた観光列車が脱線し、旅行会社や現地の警察によりますと、日本人1人が死亡、38人がけがをしました。現場では、脱線した車両の撤去作業とともに、事故原因の調査が行われています。

この事故は、スイス南部のイタリアとの国境近くで、23日、アルプス山脈をめぐる「氷河特急」と呼ばれる観光列車の6両の客車のうち、後ろの3両が脱線したものです。列車には、日本からも中高年を中心に多くのツアー客が乗っており、旅行会社や現地の警察などによりますと、1人が死亡、38人がけがをしました。▽全日空の子会社のANAセールスのツアーでは、客14人と添乗員1人のあわせて15人が乗っていました。このうち夫といっしょに参加していた兵庫県尼崎市の64歳の女性が死亡しました。死亡した女性の家族は、24日午後、現地に向かうということです。このほか8人がけがをし、いずれも横浜市の68歳の女性と71歳の女性それに千葉市の62歳の女性が意識不明の重体になっています。▽また、JTBのツアーでは、列車に乗っていた客と添乗員あわせて22人のうち、17人が病院に運ばれました。このうち長野県の60歳の女性が骨を折る大けがをしているほか、客と添乗員あわせて11人が検査や治療のため入院しましたが、今のところ、いずれも命に別状はないということです。さらに、▽阪急交通社のツアーでは、客と添乗員あわせて40人のうち、千葉県から参加した60歳の男性が頭を打つけがをして病院に運ばれましたが、意識ははっきりしているということです。旅行会社各社は、現地に社員を派遣するとともに、ツアー客の家族が現地に向かう手配を進めています。