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口蹄疫、3月中旬には最初の感染 発見時は十数戸と推定

2010年7月23日21時22分

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 宮崎県での家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の問題で、感染拡大の原因や感染経路などを調べている農林水産省の疫学調査チームは23日、調査結果の「中間概要」をまとめた。(1)最初の感染とみられるのは3月中旬(2)感染疑いが初めて確認された4月20日には周辺の十数戸の農場に感染が広がっていた――と推定。感染経路をめぐっては、韓国・香港などからの人や物の移動が考えられるとしたが、特定はできなかった。今後さらに追加の調査も検討する。

 調査チームは家畜の専門家らで構成。発生した全292例について、家畜から採取した検体の抗体検査や現地での聞き取り調査などから、感染の時期や経路を推定した。

 チーム長の津田知幸・動物衛生研究所企画管理部長によると、最初の感染とみられるのは宮崎県都農(つの)町の水牛農家。3月26日に症状がみられ、31日に採取された検体からウイルスが検出されており、潜伏期間や感染後に増える抗体の量などから最初に感染した時期は3月中旬と推定した。

 都農町の肉牛で最初の感染疑いが確認された4月20日には、すでに同町や川南町の十数戸の農場で感染した家畜がいたと推定。感染拡大の主因となった豚についても、同日までに県畜産試験場を含む数カ所で感染していたとした。

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