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【聖香さん虐待死】「聖香にごめんねと言いたい」松本被告号泣 第4回公判

2010.7.15 20:40

 大阪市西淀川区で昨年4月、松本聖香さん=当時(9)=を虐待し衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪に問われた母親の松本美奈被告(35)の裁判員裁判の第4回公判が15日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であり、被告人質問が行われた。松本被告は「聖香と同じピンクのランドセルの子を見ると思いだす。救えなかったこと、我慢をいっぱいさせたこと、全部含めてごめんねと言いたい」と号泣しながら謝罪した。

 弁護側の尋問で、松本被告は内縁の夫、小林康浩被告(39)=起訴=の虐待について「刃物を出したので聖香をかばったら『2人で出ていけ』といわれたが、行くところがないのでひたすら謝った」と話し、以後小林被告に逆えなくなったと主張した。

 また、検察官が小林被告に対する感情を聞くと「よく分からない」と言葉を濁した。「聖香さんを守るよりも自分の居場所を守ったのでは」との質問に対しては「聖香を守るために自分の居場所が必要だった。聖香を施設に入れるのがいい選択と思った」とし、聖香さんが死亡する前日に児童相談所に電話したことを強調した。

 その後、実父の佐光哲也さん(39)が意見陳述。「聖香を物や家畜のように扱い、死に追いやったことを許さない。ちゃんと責任を取って」と松本被告に訴え、裁判員らに「極刑以外考えられない。私たちが納得して聖香に報告できるよう、きちんと裁いてほしい」と要望した。

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