(cache) 大阪の女児虐待死で調書朗読 「暴力止めないことも」 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 大阪の女児虐待死で調書朗読 「暴力止めないことも」

     大阪・西淀川の小学4年松本聖香さん=当時(9)=が虐待を受け死亡したとされる事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた母親の松本美奈被告(35)の裁判員裁判が14日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であった。共犯として起訴された小林康浩被告(39)の供述調書が証拠採用され、検察側が読み上げた。

     調書は「(小林被告の虐待を)美奈被告が止めることもあったが、黙って見ていたり、一緒になって言葉で責めたりすることが多かった」と虐待の共謀を認める内容。聖香さんを殴打する小林被告に、美奈被告が「傷が消えないと施設に入れる相談すらできない」と話していたエピソードにも触れている。

     小林被告は13日の公判に証人として出廷したが証言を拒否したため、検察側が捜査段階の調書を証拠請求していた。

     美奈被告は初公判で、小林被告との共謀を否定。「虐待を何度も止めようとしたが止めきれなかった」としている。

      【共同通信】