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2010年7月23日(金) 19:20 |
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独自の水質浄化技術でウナギを養殖
さて、今月26日は土用の丑の日この暑さをうなぎで乗り切りたい所ですよね。 そんな中、津山市の会社が独自の技術を使ってウナギの養殖に成功、きょうその試食会が行われました。 ウナギの養殖、思わぬところで行われていました。
通常、ウナギの養殖と言うと、きれいな地下水を屋外の池に大量に取り込んで行うのが一般的ですが、津山市の環境・建築コンサルタント会社が行う養殖は思わぬところで行われていました。 通常のウナギよりも実が柔らかく脂が少ないと言われる青ウナギが泳ぐのはコンクリートの水槽の中、しかも会社のビルの1階です。 去年から会社が水質浄化の安全性を検証しようと実験的に始めたもので、水槽の中を覗くと合わせて1万2千匹もの稚魚が元気良く泳いでいました。 一番に水作りが大切といわれるウナギの養殖をビルの中でも可能にしたのは、この会社が開発した「バクチャーパウダー」と呼ばれる水質浄化活性材です。 国土交通省の新技術として登録されているこの製品は自然の土を加工したもので、水中に散布すると微生物が活性化し水の汚れを分解、透明度の高い水が出来るといいます。 このバクチャーシステムは、既に全国各地の公園やゴルフ場の池の浄化に採用されています。 また飲料水不足に悩むアフリカ各国も視察に訪れ関心を寄せるなど、国内外から注目を集めています。 さて、このシステムを使ってビルの中で育ったウナギはどんな味なんでしょうか。 津山市のホテルで試食会が行われました。 まずは上々の滑り出しと言えそうな津山の青ウナギ。 来年は本格的な生産・販売を予定しているビル育ちの青ウナギが、果たして津山の新たな顔になるか、期待が集まります。
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