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玉鷲を寄り切りで破り１２勝目を挙げた将司（左）（撮影・神戸崇利）

＜大相撲名古屋場所＞◇１３日目◇２３日◇愛知県体育館

　西十両３枚目の将司（２６＝入間川）が十両優勝を決めた。１２日目まで１１勝１敗。４敗で追う蒼国来と春日王がともにこの日、十両の取組で敗れた時点で、この日は幕内での取組に臨む将司の優勝が決まった。その玉鷲戦は、相手のノド輪押しを外すと、左を入れて快勝の寄り切りで花を添えた。「（優勝が既に決まっていて）楽になった。いい相撲を取れればいいな、と思ってたんで」と将司。ただ優勝そのものには「ちょっとまだ信じられないです」と本音も。星勘定から秋場所は、幕内中位まで上がることが予想される。幕内経験者は「上に行けるから（十両に）落ちないように」と来場所を見据えた。

　［2010年7月23日20時46分］

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