韓国の哨戒艦沈没事件を受けて朝鮮半島周辺の海域で行われるアメリカと韓国の合同軍事演習に、海上自衛隊の幹部自衛官4人がオブザーバーとして初めて参加することになりました。
自衛官が派遣されるのは、25日から4日間にわたって朝鮮半島東側の日本海で行われるアメリカと韓国の合同軍事演習です。この演習は韓国の哨戒艦沈没事件を受けて行われるもので、アメリカの原子力空母「ジョージ・ワシントン」など艦艇20隻、航空機200機、兵士8000人が参加することになっており、両国の軍事演習としては最大の規模です。防衛省海上幕僚監部によりますと、22日米韓両国の司令部から「演習にオブザーバーとして招待したい」という連絡があり、両国との協力を深めるうえでも有益だとして、幹部自衛官4人の派遣を決めたということです。4人は25日「ジョージ・ワシントン」に乗り組み、演習を視察する計画です。アメリカと韓国はこれまでも朝鮮半島周辺の海域で2国間の軍事演習を行っていますが、オブザーバーとして自衛官が参加するのは今回が初めてです。