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外国出身力士17人…笑えぬ逆転現象

 「大相撲名古屋場所12日目」(22日、愛知県体育館)

 史上初めて幕内で、外国出身力士の数が日本出身力士を上回る可能性が高くなった。12日目、西前頭2枚目の安美錦が栃ノ心との取組で右ひざを負傷した。本人は「あしたはダメ」と話しており、13日目から休場に追い込まれそうだ。

 すでに野球賭博問題による謹慎休場者が多数出ているため、安美錦が休んだ場合は幕内の出場日本人力士が16人になる。これに対して外国出身者は17人。大関魁皇の休場で日本人が消えた横綱・大関陣だけではなく、幕内全体でも日本人力士の存在感が薄まる。

 さらに、十両以上の休場者数が14人となり、02年名古屋場所と並んで、史上最も関取衆の休場が多い場所となってしまう。これでは13日目で優勝が決まりかねない寒い展開も無理はない。幕内・関取で10人謹慎という“ダメージ”が終盤に重くのしかかってきた。

(2010年7月22日)





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