稲葉の救援登板などを示唆した日本ハム・梨田監督=新千歳空港
球宴で全パの監督を務める日本ハム・梨田昌孝監督(56)が22日、投手がアクシデントなどで足りなくなった場合に稲葉篤紀外野手(37)を救援登板させる考えを明かした。
札幌から空路福岡に移動した指揮官は「稲葉」と即答した。実際、チームでも万が一に備えブルペンでの投球練習を指示したこともあるだけに、冗談ではない。また、今回は外野手が5人しかおらず「西岡(ロッテ)に外野もやってもらうかもしれんと言った」と、サプライズ起用も少なからずありそうだ。
全セ・原監督が3割打者をずらりと並べ、勝ちに来ていることについては「自分のチームが調子悪いからじゃないの。勝つことも大事だけど、楽しまなアカンところだからね。やるのは選手だし」。交流戦で81勝59敗4分けと強さを見せたパを率いるだけに、余裕の表情だった。
(2010年7月22日)