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ココイチが海外展開拡大 インド進出も視野

 「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」を運営する壱番屋は23日、現在40店の海外店舗を2015年末までに271店に拡大する方針を明らかにした。

 これまでの海外事業の経験で、日本式のカレーの味が外国人にも受け入れられたため、経済成長が続くアジアを中心に海外展開を加速させる。16年以降には、カレーの本場インドへの進出も視野に入れている。

 壱番屋は1994年にハワイに海外1号店を出店。04年には中国に進出し、その後、台湾、韓国などに出店した。野菜や肉などは現地で調達しているが、カレールーは日本と同じものを使っているため、商品の基本的な味は変わらないという。

 当初は試験的な意味合いもあったが、浜島俊哉社長は「海外の方にもココイチのカレーが口に合うことが分かった」と話し、積極的な出店に踏み切る方針を強調した。

 出店目標の内訳によると、香港を含む中国で現在の16店から15年末までに116店に増やす。台湾は7店から30店、韓国が6店から55店、タイは7店から40店。米国でも4店から30店とする。

 一方、国内市場では、既存のカレー店の立地や内装を見直すとともに、ラーメン店やハンバーグ店など新しい業態にも力を入れる。15年末までに約200店増やし、国内店舗網を約1380店まで拡大する。

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