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全頭検査始まる 農家7700戸安全確認へ
(2010年7月23日付)
口蹄疫問題で県は22日、牛・豚の県内全頭検査をまず都城市で始めた。県は家畜のふん尿処理が終了する来月27日に合わせ、口蹄疫の「終息宣言」を行う方針だが、同時に県産家畜の安全性を県外へ発信するのが狙い。県畜産課によると、全頭検査は来月11日をめどに、農家約7700戸(牛約7200戸、豚約500戸)で実施する。都城市での初日の検査は、獣医師と市職員ら2人一組で農家約300戸を回り、農場主への聞き取りや目視で口蹄疫特有の症状がないかを確認。市によると同日、異常は確認されなかった。同市は1日まで約2380戸で検査を行う。
繁殖牛110頭、子牛100頭を飼育する同市豊満町の井ノ上広実さん(71)は「希望していた全頭検査が実施されてうれしい。競りが再開された時に安心して買いに来てもらえる」と話した。
全頭検査は今後、獣医師の手配や農家への連絡が整った自治体から順次始めていく。このうち、えびの市は23日から実施予定。一方、口蹄疫の感染農場やワクチン接種農場に残っているふん尿は現在、ブルーシートをかけて周囲への拡散を防止している状態。8月5日からは、空気と混ぜて温度を上げる発酵消毒を各農家が行う。27日には処理が終了し、県が「終息宣言」を行う見込み。
【写真】県内の牛・豚の安全性確認のため、まず都城市で始まった全頭検査=22日午前、都城市豊満町