NHK福岡のニュース 福岡放送局
猛毒タコに注意を
強い毒を持ち、かまれると死に至ることもある「ヒョウモンダコ」と呼ばれるタコが、去年から福岡県の沿岸で相次いで見つかっていて、県では、漁業者や海のレジャー客などに注意を呼びかけています。
ヒョウモンダコは、体長10センチほどの小さなタコです。
フグと同じ猛毒のテトロドトキシンをもっていて、かまれると吐き気などの症状が出て、最悪の場合、死に至ることがあります。
福岡県漁業管理課によりますと、このヒョウモンダコが福岡県では去年11月以降、今月までに10匹以上、県北部の沿岸で見つかっています。
ヒョウモンダコは、熱帯から亜熱帯の海域に生息するとされていますが、温暖化の影響で生息域が北上している可能性があるとみられています。
県では、注意を呼びかける文書を作って県内のすべての漁協や沿岸部の自治体、それに小中学校などに配布しています。
福岡県漁業管理課の宮本博和さんは、「触らないかぎり、タコのほうからかんでくることはないので、その点を注意して海のレジャーを楽しんで頂きたい。もしかまれた場合は、手で毒を絞り出すようにしながら、すぐに救急病院に向かって欲しい」と話しています。
07月23日 17時42分
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