欧州銀行のストレステスト、10行が不合格の見通し=ゴールドマン調査
[ロンドン 23日 ロイター] 米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が投資家に実施した調査によると、欧州の銀行の健全性審査(ストレステスト)では91行のうち10行が不合格となる見通し。
ゴールドマンはヘッジファンドを含む376の投資家に調査した。
調査によると、欧州の銀行はストレステストの結果、376億ユーロ(約484億ドル)の追加資本を調達する見通し(予想の平均)。
調査では、回答者の9%が100億ユーロ以下の資本調達を予想した。33%が100億─250億ユーロ、35%が250億─500億ユーロ、18%が500億──1000億ユーロ、5%が1000億ユーロ以上の調達予想した。資本調達の規模が最も大きいのは、スペインとドイツ、ギリシャで登記している銀行になるもようという。
回答者の60%以上が、資本調達後には、銀行の資本状況は適切な水準になると予想。残りは、それでも資本不足は続く、とみている。
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