トヨタ 国内生産20%減へ
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トヨタ 国内生産20%減へ

7月21日 14時39分

トヨタ自動車は、国のエコカーへの補助金制度がことし9月で終了すると、反動による国内販売の落ち込みが見込まれることから、10月の国内生産を、それまでの水準からおよそ20%減らす計画を固めました。

関係者によりますと、トヨタはことし10月の国内での1日当たりの生産台数を、9月のおよそ1万4000台より3000台、率にして20%程度少ないおよそ1万1000台とする方針を固め、部品メーカーに伝えました。これは、国が経済対策として行ってきた、燃費のよいエコカーを購入した人に補助金を交付する制度がことし9月末で終了すると、反動による販売の減少が見込まれるためです。トヨタの国内生産は、リーマンショック後の景気悪化で去年3月には1日当たり8000台余りと、採算ラインとされる1万2000台を大きく割り込みましたが、国のエコカー購入支援策によって、その後は持ち直しが続いてきました。トヨタは、海外で販売する車を現地で生産する体制作りを進めており、今後、国内の自動車市場の大幅な回復が見込めないなか、国内の生産体制をどう維持していくかが課題になりそうです。