[PR]
ニュース:事件 RSS feed
小沢氏、4回目の聴取へ 東京地検特捜部
民主党の小沢一郎前幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は、東京第1検察審査会が「不起訴不当」と議決した小沢氏に対し、改めて聴取する方針を固めたことが22日、関係者への取材で分かった。小沢氏が聴取に応じれば4回目。
また特捜部は同日、元私設秘書で陸山会の会計事務担当だった石川知裕被告(37)=同法違反罪で起訴=と元公設第1秘書で元会計責任者の大久保隆規被告(49)=同=に再聴取を要請した。
小沢氏らへの再聴取は第1検審の議決を受けての再捜査の一環。第1検審は今月15日、平成19年分の政治資金収支報告書への虚偽記載容疑に関し、「不起訴不当」の議決を公表した。議決で「秘書が独断でなしうるとは考えられない」と指摘、「小沢氏に対する取り調べはわずか3回で、追及不足という印象を免れない」などとして、検察側に小沢氏らを改めて聴取するよう再捜査を求めていた。
検察内部ではこれまでの聴取で捜査が尽くされたとの意見もあったが、検審の指摘を重視すべきとの意見が大勢を占め、再聴取の方針が固まったとみられる。