金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員が、22日に行われた拉致被害者家族らとの面会で、横田めぐみさんと会ったのが1984年であると話したことが分かりました。
面会は夕方、都内のホテルで行われ、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表や増元照明さんら10人が出席しました。金元工作員は、横田さん夫妻との面会で「めぐみさんと1回会ったことがある」と話したものの、時期については明らかになっていませんでした。22日の面会では、中国のマカオから拉致されたとされる女性の写真を見て、「この女性から1984年に中国語を学び、この時期にめぐみさんと会った」と証言したということです。家族らは面会で拉致被害者の写真を見せましたが、新しい情報は得られませんでした。
有本恵子さんの母・嘉代子さん:「ちょっとでも私たち拉致被害者家族のためになることをしてあげたいという気持ちが、こっちに伝わってきました」
金元工作員はすべての日程を終え、23日に韓国に戻る予定です。