仙谷由人官房長官は23日の閣僚懇談会で、これまで各省が個別に対応してきた国がかかわる訴訟について、自身をトップに内閣官房に新チームを設け、一元的に管理する方針を報告した。B型肝炎訴訟やアスベスト訴訟など「社会的、政治的に影響が大きい」(仙谷氏)約60ケースの訴訟を対象に、裁判の進行管理や政府対応の取りまとめを担い、案件ごとに訴訟関係閣僚会議を随時開く。
同日、ほぼ全閣僚が参加して訴訟関係閣僚会議の初会合が開かれ、菅直人首相は「(内閣)全体として責任ある対応をし、迅速な形でより良い解決につながるような方向性を見いだしていきたい」と述べた。
毎日新聞 2010年7月23日 19時03分