北朝鮮の公衆衛生「うらやましいほど高いレベル」―WHO事務局長
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中国国際放送局によると、4月26−29日に北朝鮮を訪れ視察した世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン(陳馮富珍)事務局長(写真)は、同国の公衆衛生システムを「大部分の発展途上国がうらやむほどの、高いレベル」と評価した。
スイスのジュネーブで、電話を利用した記者会見で述べた。チャン事務局長は北朝鮮政府の招待で訪問し、滞在中に政府関係者と会談しただけでなく、一部の都市と農村で病院などの医療施設を見学した。
チャン事務局長は「衛生システムはかなり完備している。多くの発展途上国にある医師や看護師不足の問題は存在しない。ワクチンでは、接種率90%のすばらしい実績だ」と述べ、北朝鮮の公衆衛生システムを高く評価した。
北朝鮮政府関係者は、「目下のところ、青少年と妊娠している女性の栄養不足問題の解決を重点課題にしている」と説明したという。
マーガレット・チャン氏は香港籍。医師で、香港衛生署長などを経て、2006年にWHO事務局長に就任した。(編集担当:如月隼人)
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