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TEXT & PHOTO:桜坂秋太郎
大好評の新コーナー「ロック酒場探訪記」です。第2回目は、2009年6月にオープンした高円寺の“イタリアン&ロックバー”をご紹介します。どこかで見たようなロゴにピンと来る方もいるでしょう。こだわりのお店という事前情報を得て、さっそくそのこだわりを探りに、マスターをたずねてみましょう。 高円寺の高架下を歩くこと数分、WILD HERBの看板が目に入ります。想像していたケバい外観ではなく、普通にピザやパスタを食べに入ってしまいそうな、あたたかい雰囲気のお店です。もちろん「ロック酒場探訪記」ですから、ロックなお店しかご紹介いたしません!ご安心ください。店内に入るとすぐ、ごきげんなロックミュージックに包まれます。 店内の壁にはロックなポスターや雑誌が飾られ、バーカウンターにはロック名盤のLPジャケットの数々。これだけでグッときてしまします。さらに店内入口の上部の壁には、足を運んだミュージシャン達のサインが!すごい!間違いなくロックなお店です。さて、いったいどのようなマスターなのか興味津々にインタビューをスタート。 東京都出身。高円寺が地元。中学生の頃からバンド演奏をスタート。パートはDrums。高校卒業後、アルバイトをしながら本格的にバント活動の道へ。27歳の時、バンド活動を趣味に変えてサラリーマンへ転身。5年間のサラリーマン生活後、32歳でイタリアンレストランの厨房へ転職。7年間の修行を経て独立し、WILD HERBを開店。 —ズバリ、店名「WILD HERB」の由来をおしえてください。
—お店はイタリアン&ロックバーということですが、イタリアン専門ですか? 高井:イタリアンベースの料理はもちろんありますし、料理の中心なのですが、バースタイルでもあるため、いわゆるツマミも充実しています。特に最近は燻製物が増えいます。ベースはイタリアンですが、お酒に合うものは提供したいと考えています。 —なるほど。ではオープンの経緯を教えてください。
—お店をやろうと思ってから、順調に計画は進みましたか? 高井:当初、実はレストランを考えていたのですが、具体的に出店を考えていく中で、かしこまったレストランスタイルよりも、カウンターがあってお客さんと対面で会話ができるバースタイルに落ち着きました。人と接することが好きなんで。レストランの厨房は、お客さんと接しないので(笑)料理を提供しながら、そこに会話と音楽があって、みたいな。なのでレストランで働きながら、バーも掛け持ちで働いて勉強しました。 —バースタイルだとドリンクの数も飛躍的に増えますよね。
—イタリアンなお店に決めた理由を教えてください。 高井:当店に来れば、夜中でもパスタが食べられる!というのをウリに考えていました。僕自身イタリアンは大好きですし。でも、高円寺はそう甘くない街です(笑)夜中でもパスタが食べられる店が出来てしまいました。他店と争う気もないので、コンセプトのイタリアンは残しつつも、イタリアン以外の料理も提供するように変化しています。 —お酒はどのようなものがお薦めですか?
—お薦めのフードも教えてください。 高井:スパゲティとピザが食事メニューのメインです。当店の定番メニューとしては、カルボナーラです。これはWILD HEARTSのメンバーも食べてくれたんですけど、自家製ベーコンを使っています。ぜひカルボナーラを食べてみてください!本当にお薦めです。イタリアンに良く合うオーガニックワインも、リーズナブルな価格で提供しています。 —お客さんの層はどのような方が多いですか? 高井:当店はこのようなスタイルなので、食事メインに来てくれる方と、バー的な扱いをしてくれる方と半々ですね。音楽が好きで、お酒は飲めないけど来てくれる人もいます。一見さんの場合、外見がロックバーっぽくないのに、入るとロックがガンガン鳴っていて戸惑う人がいます。メニューを見るとイタリアンだし、じゃワインをください、と。この店はすごいギャップだねと言われます(笑)入る前と入った後、そして食べた後で驚いてもらえます。 —場所柄、バンドマンな人が多いのかと思っていました(笑) 高井:当店は、ロックがガンガンの割にはバンドマンは少ないですね(笑)ロック以外にも、ジャズやブルースもかけるので、音楽好きな地元の人がよく来てくれます。高円寺は本当にディープな街なので面白いです。音楽ファン以外だと普通のカップルが食事に来られますね。 —WILD HEARTSが大好きとのことですが、それ以外はどのようなロックが好きですか?
—マスターの一日の過ごし方について教えてください。 高井:僕は寝起きが悪くて(笑)時間ぎりぎりに出勤しています。仕込みがあるので、だいたい16時とか17時とか。そして営業は深夜2時まで。何だかんだで4時くらいまでやることもあります(笑)店が終わった後は、飲みに行っちゃいますね。近くに行きつけのロックバーがありまして(笑)そのお店には経営アドバイスもらったりお世話になってます。そこからまたハシゴして、お昼くらいまで飲んじゃうこともあります(笑)本当に飲むのが大好きなんです。 —休日はどうされていますか? 高井:やはり飲んでます(笑)勉強のために、できるだけ色々なお店へ行くようにしています。早く起きて、あちこちの街へ行って飲みます。最終的にはやはり高円寺に戻ってきて、またそこから飲んでしまうのですが(笑) —1周年を迎えられるということですが、これからお店をどうされたいですか?
—では、最後にビースト読者に向けたコメントをください。 高井:音楽が好きな人はもちろん、お酒が好きな人、料理が好きな人、話が好きな人(笑)、気軽にご来店ください。値段はどれもリーズナブルな価格でご提供してます。ほとんどの料理に僕が自宅で栽培している無農薬のハーブが入っています。肉料理や魚料理もあります。ピザやパスタも生地作りから自分でやってます。燻製物も含め、手作りの自家製にこだわっているので、ぜひ食べに来てください! “イタリアン&ロックバー”ということを知らずに、WILD HERBへ入ってくるお客さんが多いというのは、納得できる話です。外観はロックテイストというよりは、本当に普通のイタリアンレストランそのもの。何も知らず入って、ロックがガンガンに流れていたら、私なら最高にうれしいシチュエーション。さらに、こだわりのメニューとくれば、この店を愛さずにはいられないでしょう! マスターのこだわりは、インタビューしていても痛いほど伝わってきました。美味しい物を提供したいという気持ちから、徹底した手作りの自家製へこだわり。絶対的な自信を持っているのが理解できました。お店で使うハーブはすべて自分で育てているというのも驚きです。美味しいイタリアンとオーガニックワイン、酒好きなマスターとのトーク・・・まさに至福のひと時。 サブカルチャーの充実したディープな街、高円寺にライヴや遊びに行く人は多いと思いますが、デートにも使えるこのWILD HERBはお薦めです。“イタリアン&ロックバー”なら、不安定な友達以上恋人未満でも、安心してその関係を深めることができるのではないでしょうか?もちろん一人でも気軽に食事に寄れるお店です。ぜひ一度WILD HERBへ! WILD HERB
2010年6月1~6日 オープン1周年記念!日替わりイベントあり! Blog:http://ameblo.jp/wild-herb/ MySpace:http://www.myspace.com/wildherb.jp/
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