来日中の金賢姫元工作員、拉致被害者・田口 八重子さんの家族の飯塚さん親子らと面会
来日中の大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員(48)は21日午前11時半現在、20日に続き、拉致被害者・田口 八重子さんの家族の飯塚さん親子らと面会している。
飯塚さん親子らは21日午前11時ごろ、長野・軽井沢町の鳩山前首相の別荘に、車で落ち着いた様子で入った。
金元工作員と飯塚さん親子らは、2日目の21日の面会で、昼食を共にする。
昼食は、別荘の庭でバーベキューが行われるということだが、ここで、金元工作員が田口 八重子さんの長男・飯塚 耕一郎さんに、北朝鮮で田口さんから学んだ手料理をふるまう可能性がある。
金元工作員は2009年8月、耕一郎さんあてに「春巻き、コロッケなど、田口さんから学んだ食べ物を作ってあげたい」などと書いた手紙を送っている。
田口さんの兄・飯塚繁雄さんは20日の会見で、「『田口 八重子さんはきっと生きている、絶対生きてる』と、あれだけの人がはっきり言ってる以上、わたしたちはそういう面では、信ぴょう性があると感じている」と話した。
一方、複数の関係者によると、金元工作員は22日、東京の調布飛行場から政府が用意するヘリコプターに乗り、富士山などに遊覧飛行をすることが検討されているという。
金元工作員は関係者に、「一生に一度しか国外に出られないから旅行がしたい」と話していて、政府が金元工作員の意向に配慮して、ヘリ観光を検討しているとみられている。
(07/21 11:43 長野放送)